馬齢

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馬齢の表記

馬齢の取り扱いには入念な注意が必要です。

言うまでもないことですが、日本でも2000年と2001年を境に数え方が変わりました。古い文献・資料に接する場合は常に注意が必要です。

北半球と南半球では、馬齢が1増える時期が異なります。南半球やその付近の地域では、国・地域ごとに「いつ1歳加算するか」が異なっています。また、北半球と南半球で競走馬が行ったり来たりする場合は、最も注意が必要です。タイミングによって、南半球では「2歳」扱いのものが北半球では「3歳」と扱われることもあります。資料や文献がどこの基準で書かれているかもじゅうぶん注意してください。

実際に該当する例は稀と思われますが、古い時期の日本やイギリスの情報にも注意してください。18世紀のイギリスでは毎年5月1日に1歳加算していたので、4月のクレイヴンステークスの勝馬が3歳と書いてあれば、それは今で言う4歳に相当します。

英国では1834年1月1日に、馬齢の起算日を1月1日に変更しました。したがって1833年までの馬齢は、4月30日まではいまの数え方よりも1歳少なくなっていて、同じ馬が5月から+1歳されます。

年次

年(西暦・和暦)についても表現には注意してください。

(外国のことではありませんが)地方競馬では、2001年4月1日から2002年3月31日までを「2001年度」と表します。特に1-3月が関係する場合には注意を要します。「2001年度のレース」と言った場合に、それが「2001年1月」に行なわれたものを指すのか、それとも「2002年1月」に行なわれたものを指すのかよく確認するべきです。「2003年度から1月に変更」と言う場合に、それは「2003年1月」に行われる変更なのか「2004年1月」なのか、よく注意してください。記述する場合も同様です。

南半球では、北半球とは四季が逆転しています。南半球の資料で「3歳の春に」といえば、それは10月や11月を意味します。(南半球のどこの国かによっても違うでしょう。)一般に南半球の競馬に関しては、1991年8月1日から1992年7月31日までを「1991/1992シーズン」のように言い表します(どこを境にするかは国ごとに違います)。単に「1991年に3歳チャンピオンになった」というような記述に出あった場合、それは1990/1991シーズンなのか、1991/1992シーズンなのか、よく確認してください。