Y 狼と赤いりんご


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この後は再び汽車の旅になるのじゃがな。

わっちのカンでは、この先またしばらく食い物にはありつけそうにないの。
わっちの鼻は確かじゃからの。

というわけで、先に腹ごしらえじゃ!
駅前に戻って行った店はここじゃ。



でる・そーれ

いかにも残念な感じの店名じゃろ?
なぜスペイン語なのか。なぜひらがななのか。
わっちにはこの手のセンスは理解できんせん。

じゃが、メニューは悪くない。


たっぷりの鶏肉と舞茸でとった旨味たっぷりの出汁を、焼きたてのおにぎりにかけて茶漬けじゃ。
フィリング銀貨でたったの500円!
まったく、人間の食い物に対する欲望は尽きることが無いの。

寒い町を散歩してきた身には悪魔の食べ物じゃ



ところで、ここではほかにも変わったものを見つけたのじゃ。

驚くなや?


赤いりんご じゃ!

























ふふん、どうじゃ、驚きのあまり声も出ないようじゃな。

ま、このわっちも初めて見たときは何かの冗談かと思ったがの。
なにしろ


中まで赤いのじゃからの!


この赤いりんご、花やら葉っぱやら枝まで赤いらしいがの、五所川原特産じゃ。
地元のりんご農家が二十年以上かけて完成した品種じゃ。
なにしろ品種名が「五所川原」じゃからの!

この赤いりんごを使ったアイテムもいろいろじゃ!
例えばこれじゃ。


ほかにも赤いりんごジュースとか、赤いりんごゼリーとか、赤いりんごワインとか、赤いりんごドレッシングとか、
いろいろあるぞよ!

買うならここじゃ!

それからの、干しリンゴも手に入れたぞよ。

何しろ農家が干したリンゴじゃからの。
美味そうじゃ。いろいろ種類があって迷うのう。


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