参拝日:2015年1月11日

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小野幌神社 - 北海道
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単立

小野幌地区の開基を伝える神社。

札幌市厚別区

国道12号線を見下ろす丘の上にある神社で、小野津幌川やJR函館線を眺めることができる。

 

創建 明治38年(1905年)
所在 札幌市厚別区厚別東4条4丁目
祭神 誉田別命(ほむたわけのみこと)
倉稲魂尊(うかのみたまのみこと)
 =宇迦之御魂神
社格
例祭 3月31日・9月10日


小野幌は明治22年(1889年)に山口県からの移民によって拓かれた。

この神社の創設について、境内の掲示によれば、はじめのうちは小祠だったが、詳しいことはわからないという。誉田別命(=八幡神)を祭祀しており、初期には「小野幌八幡神社 」と称していた。
 
社殿が築かれたのは明治38年(1905年)秋で、当時の番地で言うと「小野幌24番」に鎮座していた。

このあたりには国道12号線が通っている。明治から大正時代には、この道路は、東京と、旭川に駐屯する第七師団を結ぶ軍事道路として重要な役割を与えられた。第七師団は北方の備えとして寒い地域の住人で構成されており、特に日露戦争の旅順攻略戦、奉天会戦、ノモンハン事件でロシア軍・ソ連軍と交戦した部隊である。

時代が下ると、国道12号線沿線は小野幌地区でもっとも発展した地域になった。そこで、昭和9年(1934年)に土地の寄付をうけ、現在地へ移転し、社殿を新築した。昭和18年(1928年)(※別資料では昭和24年・1934年 )には、下野幌にあった大沢神社を合祀し、倉稲魂尊を祀るようになった。

昭和63年(1988年)に小野幌の開基百年を記念していまの本殿などが整備された。

小野幌開基百年の石碑。

雪の社殿。



境内・参道には狛犬がない。

そのかわり、というのか、建物からニョキッと狛犬が顔を出している。


境内にはちょっとおもしろいものがある。
この、白川郷みたいな三角屋根は神社への階段(裏参道とでも言おうか)が雪に埋もれないようにするためのものだ。

風が吹いた場合には普通に吹き込むので、効果はボチボチといったところだろう。

【北海道神社庁誌データ】
名称 小野幌神社(のっぽろじんじゃ) No 神社本庁包括外(単立神社)
所在 札幌市厚別区厚別東4条4丁目9-7 TEL -
FAX -
例祭日 9月10日
社格 -
祭神 誉田別命
稲荷大神   
  
交通
社殿
境内     
氏子世帯 崇敬者数 
摂末社
備考  大沢神社(小野幌伏見神社)を昭和18年に合祀。
稲荷神社(大正6年創祀)を昭和24年に合祀。

【リンク】
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追加日:2015年1月13日