第3日目〔4〕


08:50 土柱到着

土柱に着くと、観光地らしく駐車場とみやげ物店が林立。

例によってどの駐車場がオフィシャルな駐車場で、どれが土産物屋の駐車場かわからない。

が、なにしろまだ朝の9時前。

土産物屋はみんなオープンしてないし、ほかに車もないので、一番広い駐車場に道民駐車を敢行。

 

ここから土柱までは、また少し山道・遊歩道を登るらしい。

朝とはいえ気温はすでに30度を超えている。

暑い。

そりゃ汗も出る。

駐車場の前には、20mほどの人工?のガケが切り立っている。

火山灰のようだ。

前にも書いたが、うちの実家のあたりは恵庭岳と有珠山の噴火の火山灰が何メートルも積もっているので、

火山灰のガケは一番見慣れた光景で、懐かしさを感じるYO!

この看板のほかに、

平安時代に西行がどうのこうの、ロッキー山脈がどうのっていうものすごい長文を書いた石碑があったけども

さすがにだるいので読まなかった。

 

誰か3行でまとめて↓


08:55 暑い

乳柱の下の近くまで近寄る道は通行止めなんで、誰もいない坂道を登ること数分。

ニョキニョキしてる。

 

 

がんばって歩くと、がけの

上までいけるらしいが、だるいので行かない。


土柱のしくみ

火山灰地に住んでいるのならば常識なのだが、

火山灰のなかに礫が混じっているところにジョボジョボ水を流すと、

石のないところは水で削れるけど、石の下の火山灰は流れない。

子供のころ、よく近所の火山灰地の谷で遊んだなあ。

雪解け水で谷ができて面白いんだ。

水が沸いたり。

そんなわけで、ボク的には、土柱はそんなにあれじゃなかったよ。

うん。

まあ、でかいことはでかいけど、もの珍しいあれではなかったのれす。

 

でも暑い。


すごくクオリティ高い飲み物

炎天下、さえぎるもののないところをしばらく歩き回って、汗がすごい。

ふらふらする。

朝ごはんも食べていないの。

のど渇いた。

暑い

そんな気持ちでいっぱいになりながら坂を下りると、お土産やさんが一軒開いていた。

冷たい空気を求めてフラフラ入ると、

 

「にっき水冷えてます」

 

 

 

 

なんだか、見たこともない毒々しい液体が。

 

 

冷え冷えの蛍光グリーンの液体は、ちょっと植物の鉢に挿すアレにも似ているが、

熱中症手前のわれわれには、すごく美味しそうに見える。

 

 

 

ニッキ水とか聞いたことないが、多分、四国民にとっての道民ガラナみたいな、

そんなドリンクなんだろうと思い、

一番冷たいのを冷蔵庫の奥から取り出す。

お店のおばちゃんに「ニッキ水ってなんですか?」って尋ねるが、

明快な説明はない。

「これは割りと薄いよ」とかなんとか。

 

■品名 清涼飲料水
■原材料 液糖、酸味料、香料、着色料
保存料(安息香酸Na)

まあ、どこにでもあるような清涼飲料水の成分だ。

 

 

喉がカラカラのボクはふたを開けると一気に喉の奥へ流し込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニヤニヤしてんじゃねーよ 

 

このみやげ物ババァ!

 


国産飲料界からの刺客 通販サイト

http://www.setonokajitsusu.jp/product/nikkisui/

とりあえずお土産用にニッキ水を半ダースほど仕入れた。