アイリッシュボールのソースを表示

{{Round Table}}

　*'''アイリッシュボール'''（'''Irish Ball'''）は1971年の[[愛ダービー|アイルランドダービー馬]]である。

　[[ミルリーフ]]と同世代で、[[イギリスダービー]]では3着だった。種牡馬になってまもなく、日本に輸入されて種牡馬になったが、それほど大きな成功はしなかった。

{{五代血統表α
|name =Irish Ball
|和=*[[アイリッシュボール]] 
|年 =1968
|毛=鹿毛
|国=フランス{{F-FRA}} 
|f = *[[ボールドリック]]
|f毛=黒鹿毛
|f年=1961
|m = Irish Lass
|m毛=鹿毛
|m年=1962
|ff = [[Round Table]]
|ff毛=鹿毛
|ff年=1954
|fm = Two Cities
|fm毛=鹿毛
|fm年=1948
|mf = [[Sayajirao]]
|mf毛=黒鹿毛
|mf年= 1944
|mm = Scollata
|mm毛=黒鹿毛
|mm年=1952
|fff = [[Princequillo]]
|ffm = Knight's Daughter
|fmf = [[Johnstown]]
|fmm = Vienna
|mff = [[ネアルコ|Nearco]]
|mfm = Rosy Legend
|mmf = [[Niccolo Dell'Arca]]
|mmm = Cutaway
|ffff = [[Prince Rose]]
|fffm = Cosquilla
|ffmf = [[Sir Cosmo]]
|ffmm = Feola
|fmff = [[Jamestown]]
|fmfm = La France
|fmmf = [[Menow]]
|fmmm = Valse
|mfff = [[Pharos]]
|mffm = '''''Nogara'''''
|mfmf = [[Dark Legend]]
|mfmm = Rosy Cheeks
|mmff = [[Coronach]]
|mmfm = '''''Nogara'''''
|mmmf = [[Fairway]]
|mmmm = Schiaparelli
|FN=3-i
|鞍=[[愛ダービー]]{{愛G1}}、[[ダリュー賞]]{{仏G2}}、②[[ワシントンDC国際]]{{米G1}}2着、③[[英ダービー]]{{英G1}}
}}

　*アイリッシュボールはボールドリックの2年目の産駒で、フランス産馬である。

　2歳の時に[[ヘロド賞]]に勝ち、3歳になって[[愛ダービー]]に勝った。しかし、アイリッシュボールの評価としてはむしろ敗れた競走で知られており、[[英ダービー]]で[[ミルリーフ]]から4馬身半差の3着、[[ワシントンDC国際]]でアメリカチャンピオンのランザガントレット([[Run the Gantlet]])から6馬身差の2着、というのがそれである。

　1972年にイギリスで種牡馬になると、その産駒がデビューするより早い1974年に23万5000ポンドで[[日本軽種馬協会]]が購入し、1975年1月に日本へ輸入した。母系には代々長距離血統が配合されており、スタミナを伝える種牡馬として大いに期待された。輸入の翌年、イギリスでの産駒ルーセント(Lucent)が[[:en:Lingfield Oaks Trial|オークストライアル]]に勝ち、さらに期待は高まった。
　
　ところが日本での初年度産駒39頭が競走年齢を迎えても1年目の勝馬はゼロで、アイリッシュボールは日高から栃木県へ移されてしまった。その後、供用地はさらに千葉へ移動して種付料は10万円まで下がり、最後は[[北海道大学]]の付属農場へ寄贈された。1987年までは産駒がいたが、その後は産駒は生まれておらず、1992年1月16日付で用途変更となった。

　中央競馬での重賞勝馬は[[ハセシノブ]]だけだが、ハセシノブは[[オールカマー]]、[[新潟記念]]、[[新潟大賞典]]と重賞を3勝した。このほか[[地方競馬]]では[[金沢競馬場]]（石川）で[[スパニッシュボール]]が重賞を2勝した（[[中日杯 (金沢競馬)|中日杯]]・[[白山大賞典]]）。


==脚注==
{{Reflist}}
==カテゴリー==
{{DEFAULTSORT:Irish Ball}}
[[Category:フランスの競走馬]]
[[Category:1968年生|仏]]
[[Category:愛ダービー馬]]