Mixbury Gallowayのソースを表示

{{Curwen's Bay Barb}}
{{五代血統表ζGBancient
| name =Mixbury
| 和 =ミクスベリー
| 画像 = 
| 画像cap =
| 見出し =「軽斤量なら最強」と伝わる名競走馬。
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|題 = 異称
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{{異称
|題 = 異表記
|異称A = Minshull's Galloway
|異称B = ミンシャルズギャロウェー
}}
| 種 = 
| 年 =1704？
| 性 =牡
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| 毛 =鹿毛
| 誕 =
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| 国 ={{F-GBx|1704}}
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| 者 = [[カーウェン氏]]＆チャールズ・ペラム（Charles Pelham, Esq.、[[ペラム家]]参照）
| 調 = 　
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| 厩地 = オックスフォード州ミクスベリー
| 主 = [[カーウェン氏]]＆ペラム氏 → Richard Minshull
| f= [[Curwen's Bay Barb]]
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}}

==解説==
本来の馬名はミクスベリー（Mixbury）という。この名前は、調教地だったオクスフォード州ミクスベリーから採られた。

「ギャロウェー」（Galloway）は、スコットランドのギャロウェー地方を原産とする小型馬のこと。ミクスベリーの父、カーウェンベイバーブは、カーウェン氏の本拠があったカンバーランド州で繋養されたといい、そのカンバーランド州はギャロウェー地方と隣あわせである。一説では、カーウェン氏の牧場でスコットランドの小型馬の血を引く牝馬と配合され、小柄な産駒を出したのだという。これらが「ギャロウェー」と呼ばれた。

実際、ミクスベリーは体高が13.2ハンド（約142.8cm）しかなかったという（標準的なサラブレッドは体高160～170cm）。イギリスではかつて、競走馬の馬体を基にして負担重量を増減させる方式（ギブアンドテーク競走）が盛んだった。少しでも条件を有利にするために、わざと競走馬を痛めつけて体高を低く見せかけるインチキが横行したほどだ。この時代にミクスベリーは活躍し、「１，２戦しか負けなかった」と伝わっている。

具体的な戦績は不肖。18世紀の出版物には「軽い斤量を背負わせたら当時の最強馬の一角」（one of the best runner of his time at low weights）と評されている。

種牡馬になったが、後世への影響は限定的だ。それよりも今では、[[Snap]]、[[Crab]]、[[Croft's Partner|Partner]]といった歴史的種牡馬の近親だったということで名が残っている。これらの馬は皆、かつては「ミクスベリーの近親」として最初に名が広まったものだったのだ。

===血統===
ミクスベリーは9号族に属する。この一族には、カーウェン氏とペラム氏が共同管理していたという[[Curwen's Old Spot]]や[[Curwen's Bay Barb]]を配合され、18世紀中頃に重要な種牡馬を輩出した。近親には[[Crab]]（オルコックアラビアン系を発展させた名種牡馬）、[[Snip]]（英国種牡馬チャンピオンの[[Snap]]の父）の兄弟や、[[Croft's Partner|Partner]]（[[ヘロド]]の祖父）・[[Soreheels]]らがいる。9号族は[[sister 2 to Mixbury]]の末裔が19世紀から20世紀に大いに発展した。[[Nasrulla]]や[[Mahmoud]]を出した[[Mumtaz Mahal]]がその代表格だ。

:【Mixbury Gallowayの牝系】

:{{BT1|[[Vintner mare]]}}（牝）9号族の祖
:｜Lowther Barb mare（牝　父[[White Legged Lowther Barb]]）
:｜｜Curwen Spot mare（牝　父[[Curwen's Old Spot]]）
:｜｜｜{{BT2|[[Mixbury Galloway]]}}（牡　1704年　父[[Curwen's Bay Barb]]）種牡馬
:｜｜｜[[sister 1 to Mixbury]]（牝　父[[Curwen's Bay Barb]]）
:｜｜｜｜sister to Soreheels（牝　1711年　父[[Basto]]）
:｜｜｜｜｜{{BT2|[[Crab]]}}（牡　1722年　父[[Alcock Arabian]]）1000ギニーのマッチレース　[[王室賞 (ニューマーケット)]]
:｜｜｜｜｜{{BT2|[[Snip]]}}（牡　1736年　父[[Flying Childers]]）名種牡馬
:｜｜｜｜{{BT2|[[Croft's Partner]]}}（牡　1718年　父[[Jigg]]）1000ギニーのマッチレース　[[Tartar]]の父
:｜｜｜｜{{BT3|[[Soreheels]]}}（牡　1720年　父[[Basto]]）
:｜｜｜[[sister 2 to Mixbury]]（牝　父[[Curwen's Bay Barb]]）
:｜｜｜[[Framton's Whiteneck]]（牝　父[[Curwen's Bay Barb]]）
:｜｜｜[[Chedworth's Monkey]]（牡　父[[Curwen's Bay Barb]]）

Curwen Spot mareの産駒は、Mixburyを含めて、みな正確な生年は伝わっていない。様々な傍証からMixburyは1704年頃の生まれだろうと考えられている。また、詳しくは私は分からないが、Curwen Spot mareはMixbury以降はほとんど仔を出していないらしく、たぶん他の馬たちはMixburyより年上だろうと推定されているそうだ。

しかし、この牝系を発展させた２頭の全姉妹が「ミクスベリーの全姉妹１・２」と命名されていることからわかるように、固有名詞が後世に伝わる唯一の馬がミクスベリーであることから、当時ミクスベリーがたいへん活躍した著名馬だったことがうかがい知れよう。

==種牡馬として==
ミクスベリーは、どこかの時点で馬主が変わり、バッキンガム州ボートン（Bourton）のリチャード・ミンシャル氏（Richard Minshull）所有となった。このため呼び名もミクスベリーから「ミンシャル」（Minshull)ないし「ミンシャルギャロウェー」（Minshull Galloway）になったと伝わる。が、それが競走馬時代のことなのか、種牡馬になってからの話なのか、よくわからなかった。

のちにミクスベリーはヨーク州リーミングレーン（Leeming-lane）のオークツリー牧場（the Oak Tree）で種牡馬になった。

主な産駒には、1720年代にヨーク競馬場で活躍した[[Harlequin (by Mixbury Galloway)|Harlequin]]がいる。だが直仔の代での活躍は限定的だったようだ。牝系にはその名を残しており、8号族の8-ｋ分枝をつくった[[Tipple Cyder]]（牝 1788年生）などの5-6代前にミクスベリーの名がみられる。

==リンク==
{{外部リンク馬
| JBISurl = https://www.jbis.or.jp/horse/0000921482/
| JBISname =Mixbury Galloway(GB)
| THurl = 
| THname =
| BLurl = http://www.bloodlines.net/TB/Bios/CurwenBayBarb.htm#MixburyGalloway
| BLname =Mixbury Galloway (GB)
| bogusurl = http://p.bogus.jp/ped.php?id=2000
| bogusname =Mixbury Galloway血統表
| ENWPurl =
| ENWPname =
| JAWPurl =
| JAWPname =
| POurl = https://www.pedigreequery.com/mixbury+galloway
| POname =MIXBURY GALLOWAY
}}

==カテゴリー==
{{DEFAULTSORT:Mixbury (Galloway)}}
[[Category:イギリスの競走馬]]
[[Category:1711年生|英]]