「アクセシビリティのその2」の版間の差分

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*3.1.4 略語: 略語の元の語、又は意味を特定するメカニズムが利用できる。
 
*3.1.4 略語: 略語の元の語、又は意味を特定するメカニズムが利用できる。
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:*[[Wikipedia:表記ガイド]]、[[Wikipedia:表記ガイド#略語・略称]]、[[Wikipedia:表記ガイド#略記号]]、[[Wikipedia:表記ガイド#外来語]]、[[Wikipedia:外来語表記法]]
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*略称と「頭文字語」と「頭字語」の区別。
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:*アクセシビリティの観点からは、略語の元の語がわかるというのがAAA。
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:*表記ガイドでは「最初だけでいい」ことになっている。[http://waic.jp/docs/WCAG-TECHS/G97 G97],[http://waic.jp/docs/WCAG-TECHS/G102 G102],[http://waic.jp/docs/WCAG-TECHS/G55 G55]
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*社名など、本来は略称だったが、その略語自体がもう社名になっちゃっているようなものは、略称とはみなさない、という規定もある。JRやNHKなどはこれにあたるか。

2017年4月14日 (金) 16:27時点における版

「ハート」の件は、1.4.5および1.4.9ではなかろうか。


アクセシビリティ WCAG2.0文書の3.1について

  • 3.1.1 ページの言語 (A)
  • 3.1.2 一部分の言語 (AA)
  • 3.1.3 一般的ではない用語 (AAA)
  • 3.1.4 略語 (AAA)
  • 3.1.5 読解レベル (AAA)
  • 3.1.6 発音 (AAA)

Aは最低ライン、AAAは「できれば」ライン。ということにする。 Aは「必ず」、AAは「推奨」、AAAは「配慮して下さい・留意して下さい・検討してみて下さい」てとこか。


主に読み上げソフト(スクリーンリーダー)の挙動の観点から。

  • そのほか、スペルチェックソフト、翻訳ソフト、検索エンジンなどの挙動にも関係。読者の「読みやすさ」にも。
  • 視覚障害者が画面拡大ソフトを使っていて、「前後の文脈から判断」することが難しい、というケースも想定している。
  • 3.1.1 そのページが何語であるのか明確に。
  • ウィキペディア日本語版は「日本語版」であることが自明。
  • WP:DP#G(削除の方針・ケース G: ほとんどが日本語以外の言語で書かれている場合)
  • 日本語で書かれていないテキストは、上記の観点で重大な問題があるので、削除対象になる。
  • 3.1.2 一部分の言語
  • 日本語以外の記述が混在しているものが対象。この条項はもっぱら「英語の文章にドイツ語の文章が混ざっている」ことが原因で読み上げソフトが誤作動するようなことを想定している。
  • (例)英語の文章の中に「de facto」や「rendez-vous」のように英語ではない単語・フレーズが混在している場合。→日本語の文章の場合にはどんな例がある?
  • ラテン文字(アルファベット)、キリル文字、中国語、ハングル文字、などなど。
  • ウィキペディア日本語版は「日本語版」ですので、基本的に日本語の文字で書いてください。(ここでいう日本語の文字には、カタカナも含む。全角英数字はどうなのか?)
  • ただし、日本語以外の文字での表記が一般的なものや、固有名詞、略語、単位記号、専門用語、引用、ウィキペディア他言語版へのリンクなどでの使用を妨げるものではありません。(例、NHK(エヌエチケーとしなくてもいい)、Kg、Mrオクレ)
  • NHKを「エヌ、エッチ、ケー」とかJR「ジェイ、アール」と読み上げてもおそらく通じるだろうが、kgを「ケー、ジー」、「Mr」を「エム、アール」、 UNESCOを「ユー、エヌ、イー、エス、シー、オー」と読み上げると意味が通じにくいだろう。だからそのアルファベットを「どう読み上げるか」を指定しておくべき。(一般的な読み上げソフトが「kg」を「キログラム」と読んでくれるのかどうかは謎)
  • FIFAを「フィーファ」と読ませたいなら、そう指定する必要がある。(「フィーファ」で通じるのかどうかはまた別の話。)ここらへんは次以降の「略称」とも兼ね合い。
  • 日本語以外の文字を使う場合には、{{Lang}}などの言語を明示するテンプレートを使用することも検討して下さい。{{Lang}}には、漢字の字体の違いやハングル等の文字化けを防ぐ効果もあります。
  • 詳しくは{{Lang}}、{{Llang}}、{{Lang-*}}、{{Script}}などを参照してください。
  • 外国語や固有名詞の適切な日本語訳がない場合など、暫定的に外国語のみの表記となる場合もあります。こうした場合には、無理にカタカナ語化するよりは、言語タグ({{Lang}}など)を利用して外国語の原語表記としておくほうが、検索などの助けになる場合もあります。
  • Langによって付与される言語タグは、必ずしもアクセシビリティの観点でのみ必要とされているわけではない。テンプレートの説明ページにもあるように、アクセシビリティ以外にも検索、統計、再利用などにも利用されている。


  • 3.1.3  一般的ではない用語: 慣用句及び専門用語を含めて、一般的ではない、又は限定された用法で使われている単語、又は語句の、明確な定義を特定するメカニズムが利用できる。
  • 専門用語だが一般的ではないような語については外国語の表記もOK.ただしその場合は、その意味を正しく理解できるようにする必要がある。
  • 「一般的ではない」「限定された用法・語句」がポイント。
  • 対象は「慣用句」(単語単位で分割すると意味が通らない)、ジャーゴン(専門用語)、特定の文脈での特定の用法(「GIG」は音楽分野とコンピューターのハードの分野とでは意味が違う)
  • 文字から単語を復号しづらい。
  • 単語及び語句を理解しづらい。
  • 前後の文脈を用いて理解するのが困難である。
  • 視覚障害のある次のような利用者にも役立つ:画面拡大ソフトで拡大していて前後の文脈を見失っている。
  • 例文では、英文の「spilling the beans" (豆をこぼす) 」は「秘密を漏らす」の意味なので、単語単位で解釈すると意味が通らないし、"knocking over the beans" (豆をひっくり返す) や"spilling the vegetables" (野菜をこぼす) と言い換えると文意が損なわれてしまう、ことをあげている。これを日本語に当てはめるとどういうことになるか?
  • 適切な記事へのリンクを貼る。注釈などを利用して解説する。(この3.1.3については「読みをつける」では解消されない。)
  • 3.1.4 略語: 略語の元の語、又は意味を特定するメカニズムが利用できる。
  • 略称と「頭文字語」と「頭字語」の区別。
  • アクセシビリティの観点からは、略語の元の語がわかるというのがAAA。
  • 表記ガイドでは「最初だけでいい」ことになっている。G97,G102,G55
  • 社名など、本来は略称だったが、その略語自体がもう社名になっちゃっているようなものは、略称とはみなさない、という規定もある。JRやNHKなどはこれにあたるか。