蓮池町 (神戸市長田区)
提供: Test Wiki
2017年4月23日 (日) 14:31時点におけるJulyfestival (トーク | 投稿記録)による版
テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox Settlement
蓮池町(はすいけちょう)は、兵庫県神戸市長田区の町名[1]。歴史的には隣接する大谷町も蓮池町に含まれていた。
歴史
行基が築いた溜池
当地には昭和初期まで実際に池があり、「蓮の池」「蓮池」と呼ばれていた。これは奈良時代の仏僧行基が農業用につくった溜池だと伝わっている。池は浄土にあるという「八功徳水[2]」を模していることから「蓮の池」と称した[1]。
戦乱の舞台
『平家物語』では、一ノ谷の戦い(1184年)に敗れた平重衡についての記述の中に蓮の池が登場する。また、『太平記』では湊川の戦い(1336年)の舞台の一つとして登場する。それによると、楠木正成の軍勢から逃げる足利直義を守るため、直義の家臣薬師寺十郎次郎が「蓮池の堤」で孤軍奮闘した[1]。
近現代
大正時代から池の埋め立てが行われ、1921年(大正10年)に神戸市の町名として「蓮池町」が設けられた。神戸市林田区(1931年(昭和6年))を経て、1945年(昭和20年)からは神戸市長田区蓮池町となる[1]。
この間、1932年(昭和7年)の時点で池は完全に埋め立てられて消滅している。埋立地には市民運動城が設けられ、現在は西代蓮池公園、神戸常盤アリーナなどがある。また、蓮池町の一部は分割されて「大谷町」となった。[1]。
交通
道路
- 阪神高速3号神戸線が通る。
バス
- 「梅ヶ香町」バス停
- 「東尻池2丁目」バス停(交差点北、西)
- 「東尻池5丁目」バス停
- 「東尻池8丁目」バス停
区分
- 2013年12月24日現在、1丁目から10丁目までに分かれる。
隣接する町
いずれも神戸市内の町である。
- 梅ヶ香町
- 真野町
- 高松町
- 苅藻通
- 浜添通
施設
脚注
出典
参考文献
- 『角川日本地名大辞典28兵庫県』,「角川日本地名辞典」編纂委員会,角川書店,1988,ISBN 4-04-001280-1