カタカナ
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- テンプレート:コ「原文記事名も有り得る」という点については同意見です。
- 「暫定」であるかは、分野や事例しだいでしょう。学名のラテン語などではカタカナ化しないほうが一般的でしょう。ホモ・サピエンスのような例外を除いて。雑誌名だとか、コンピューター用語だとか、音楽とかも。たとえば日本の楽曲All For Your Loveは英字で、イギリスの楽曲テル・ハー・ノー(Tell Her No)はカタカナなのは、なんかちょっとヘンな気もしますが・・・、まあこれで定着しているようなのでいいのでしょう。
- 「変な読み方」は避けようというのも同意見です。
- 私は「合理的な読み方」というような表現をしました。これは要するに「変ではない」読み方のことです。たとえばアメリカの地名や人名の「White」を「ホワイト」とするのは合理的だろう、というものです。フランスやドイツの人名地名で「White」が出てきたときには「ホワイト」かどうかは怪しいぞということになります。この場合「合理的かそうでないか」については議論が生じる可能性はあり、それはノートに経緯を書き留めておけばいい。
- Andrew Hjulsagerの案件は、数少ないが日本語情報源があり、しかし合理的な疑義もあり、様々な証拠を集め、複数の利用者のあいだで原語表記にしようと合意形成したものです。事例としては「うまくいった」好例と思います。
- この案件の場合には、何を基準に「正しい発音」を論じるのか難しい面があったでしょう。デンマーク出身でスペインで活躍する選手をアメリカのメディアが報じたのを日本語にもってきたときに、デンマーク語の発音にこだわることが「正しい」のかは私にもわかりません。十分に日本語で定着してしまったときに、実はその表記がデンマークでの発音とは離れているということはよくあることで、それでも定着しているならそれでいいということにもなります。本案件の場合にはそもそも「定着していない」状況だったわけですが。
- たとえば哲学者プラトンは、古代ギリシア風の発音なら「プラトーン」だとか英語風なら「プレイトー」だとかいう話になりますが、日本で「プラトン」が定着してるわけです。
- 競馬分野では、「ポーランド出身のアメリカ移民が、ドイツの古都Danzigに因んで命名したDanzigという馬」をドイツ風に「ダンツィヒ」とするか、英語風に「ダンジグ」とするか、って議論がありますね。同じように音楽家のモーツァルトに因んで命名されたイギリスの競走馬Mozartは「モザート」か、とかね。
- それと比べると件のFortnightは、ゲーム記事の改名を阻止する目的で、アイルランドの雑誌記事を作り、用例や定着しているという具体的証拠をほとんど示さずにガイドラインの一部だけを根拠にカタカナ化を押し通ろうとしているものです。「fortnightという語」を「フォートナイトとカタカナ化すること」は、「創作」「変な読み方」「合理的でない」というようなものではないのですが、全体の経緯をみるとルールの悪用の好例かと。
- 長くなるので詳述は避けますが、そもそも言語体系文字体系の異なる欧語をカタカナ化することには様々な難問がありますね。それはWikipediaのルール以前の問題です。たとえば、フランスのノルマンディ出身でイギリスを征服した人物は「ギヨーム」と「ウィリアム」どちらにするのかとかね。
- 実態としては、いまさら明文化せずとも既に「非カタカナ表記」も記事名としてありうるようになっていますよね。外国の雑誌や音楽関係の記事ではいくらでもあります。それらの分野では、「暫定処置」というよりは「むしろ欧字表記のほうがよい」ということでそうなっているところもあるでしょう。
- Andrew Hjulsagerのように、十分な調査と根拠を示し、手間をかけて合意形成するのは知的だし素晴らしいと思います。一方、Paruresisの件は(私は詳しくはわかりませんが)調査を怠ってテキトーなカタカナや原文に逃げているのだとしたら、ちょっと知的じゃない感じがしますね。ルールとして明文化する性格のものではないですが、「ちゃんと下調べしてから書こうよ」とは思います。--Julyfestival 2019年2月15日 (金) 12:59 (JST)