ポンテフラクト
e:Pontefract(oldid=679085628)の抄訳。
前書
なんというスーパーマーケットがどこに何軒あるとか、病院や消防署だとかがどこにあるとか、なになにという企業がどこにある、というような細かな「タウンガイド」は省きました。(英語版でもそれらにはたいてい出典もないし。)
議員などの個人名に関する部分も一時的な情報とみなして省いています。「Notable people」も省いています。
現在のイギリスの地方自治に関して、私は正確な知見をもっていません。そのため、「town」「city」「e:Metropolitan borough(大都市バラ)」「local government」といった語句の日本語訳には自信がありません。
概要
ポンテフラクト(e:Pontefract)はイギリスのウェスト・ヨークシャー州にある町である。
街道沿いに出来た古い市場町で、いまはウェイクフィールド市を構成するタウンとなっている。
地名
Pontefractは日本語文献では「ポンテフラクト」「ポンティフラクト」と転記されている。本項では「ポンテフラクト」で統一する。
Pontefractというのはラテン語で「pons(bridge/橋)」+「fractus(broken/壊れた)」が語源だとされる。この辺りはロンドンとヨークを結ぶ街道が川を渡る場所にあたり、交通上の要地だった。1069年に、征服王ウィリアムがヨーク地方の征伐中、このあたりの先住民が彼の行く手を阻むために橋を落とした、という故事に由来するとされている。
地誌
地理・地史
ウーズ川(River Ouse)の支流、エール川(e:River Aire)とローマ街道が交わる辺りにできた市場町である。
ウーズ川というのはイギリスで6位の長さをもつ川で、ヨーク地方を南北に貫き、ハンバー河(Humber)に注いでいる。ハンバー河は川幅が数キロもあり、「川」とも「湾」ともいえる大きな水域で、北海に注いでいる。
古代にローマ人が「ブリタンニア州」を置いてイギリス島を支配していた頃、南のロンドン(ロンディニウム)と北のヨーク(エボラクム)の二大都市を結ぶため、エルミン街道(e:Ermine Street)という古道を作った。エルミン街道はノースフェリビー(e:North Ferriby)あたりでハンバー河を渡る必要があり、荒天時には立ち往生することもあった。これを避けるための脇道があり、ドンカスターから西へ分岐してカッスルフォード(e:Castleford)、タドカスター(e:Tadcaster)を経てヨークを結んでいた。この脇道を「ローマン・リッジ(e:Roman Ridge)」と呼んでおり、ローマン・リッジがエール川に差し掛かる辺りにポンテフラクトの町がある。
町には1860年代に操業を始めたイギリス最古の炭鉱があったが、2002年に閉山した。[1]
経済
交通
政治
小史
娯楽
脚注
出典
- ↑ BBC News 2002-08-30 Oldest coal mine to close閲覧日2015-09-09.