さて、あの有名な霊場めぐりの最後を飾る、八十八番目の寺、ザ・ラスト・テンプル・オブ・ザ・ツアー・オブ・ザ・テンプルズ、大窪寺だ。
「大窪寺」という名前は、正直言って今まで聞いたこともないし、
それほどインパクトのある名前というわけでもなく、むしろかなり平凡な印象を受けるネーミングだ。
同じ「大○寺」でも、
「大宮寺」とかだったら色々な盛り上がりを見せられそうだったのだが。
とはいっても、やはり最終ラウンドを飾るに相応しく、
色々なものがアレしているんだろうな、と想像しながら大窪寺に到着。
おもったよりかなり地味だ。
土産物屋も2軒ほどしかない。
本堂にイン。
まだ朝ということもあるからか、霊山寺に比べると、かなり人は少ない。
けども、全然いないというわけでもなく、10人ほどのお遍路さんがウロウロしている。
写真では、なんか山間の涼しげな寺って感じかもしれんけどね、
暑いよ。
門のところには、
でっかいでっかいゾーリが。
88箇所巡って擦り切れたゾーリをここに納めるのだろう。
お参りして線香とろうそくを納めたあと、
例のスタンプ帳にサインをもらう。
一回300円だ。
霊山寺で買ったときはあらかじめ霊山寺のスタンプが押してあったので、生でスタンプもらうのは初めてだ。
途中の86寺のスタンプが無い件がばれるとイヤなので、最初からちゃんと大窪寺のページを開いて出す。
しかし、パラパラっとめくられて、ほかのページが処女の様にまっさらであることは即バレ下。
乙女の様に恥らう我々であった。
そんな我々の胸の内などおかまいなしに、
お寺のスタンプ係の高僧は、上の写真の様に、実に達筆に、筆でサラサラと何か書き込んで行く。
迷いは無い。
なんて書いてあるのかは、わからないが、一番右の列は「大窪寺」って書いてあるようであることはお見通しだ。
最後に朱印をドスンとおして出来上がり。
さて、拝礼を終えて寺の石段をトボトボと下りて行くと、目の前に立ちふさがるおじさんがいる。
おじさんは黙って、目の前に茶碗を差し出した。
茶碗には熱いお茶が。
梅の香りがする。
このクソ暑い中、熱熱のお茶をよこすとは粋な計らいだ。
そう思って美味しくお茶をいただいた。
さて、そのおじさんの傍らにには、例によって謎の?が。
これは植物なのか、はたまた何か海の生き物か、
あるいはひょっとして鉱物かもしれん。
さあ、これはなんだと思う?
はい、m9
そこの群馬県出身のあなた、正解。
こんにゃくいも です。
実は、お茶をくれたこのおじさんは、お土産やさんのおじさんだ。
もう見慣れたアイスクリンも売っている。
お茶をいただいたお礼に、お土産を物色。
ロウソクを購入。
そのほか、食べ物を少々ゲット。
梅を炭で真っ黒に燻した、真っ黒い梅を買った。
干黒梅というようだ。
炭の香りがする。
梅の酸っぱさはかなりやわらいでいるが、香りは間違いなく梅。
中は梅の色。不思議な味だ。
室戸で買ったいちじくのドライフルーツが切れたのでその代わりだ。
そして、ちょっとお昼には早いが、朝ごはんも食べていないことだし、
このあとはロングドライブなので、食事にすることにした。
この大窪寺は、ちょっぴり香川県なので、讃岐うどんだ。
迷わず「たらいうどん」を注文。
一体全体、どんな馬鹿でかいタライが出てくるんだろう。
( ・∀・)
( つ旦O
と_)_)
待つこと数分。
ちょ
これ
「桶」じゃね?
たらい の検索結果 約 4,690 件中 1 - 20 件目 (0.14 秒)
あれか
関西お得意の大げさな誇張か
桶でもタライと言えば観光客釣れるとか そういうあれか
一瞬そう思ったが、
まあ、関東でも「さるそば」
と称して、出てくるのは99%「せいろそば」だから、この辺はおあいこだろう。
本当の「ざるそば」が食べられる蕎麦屋は、知る限り数軒しかない。
そのうち一軒は札幌だ。
ざるそば↓
せいろそば↓
で、肝心の味のほうは
タレ美味しいね
ネギとショウガとゴマとユズが細切れにぶち込んである
タレをほんのちょっぴりしかつけない、薬味は使わない蕎麦とは違った楽しみ方だけど、
____,,,,,,,,,,,,,,,,、、、
/ )))
/ ______,,,ノ
/ l / \\ヽ|)
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| | ,―――. l < まあこれはこれで美味しいんじゃないか。
l .|ヽ
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ヾ | \____ノ
__/ヽ\ | l\_
 ̄ λ
ヽ / .|
現在、当初の予定を約1時間ビハインドしている。
11時にはもう、高速に乗って少し移動しているべき時間だ。
今11時ということは、新幹線でも大洲に12時はちょっとムリだ。
しかしそれも想定の範囲内。ノー・プロブレイモだ。
なんぼなんでも13時にはじゅうぶん大洲に着くのではないか。
そう思っていた時期もありました。