テンプレート:1719年英国政治史

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英国史

  • かねてから新教旧教の争いがあった英国では、1688年の名誉革命で、カトリック派のジェームズ2世(ステュアート家)が追放され、その妹夫婦のメアリー2世・ウィリアム3世が新王として迎えられた。フランスへ亡命したジェームズ2世を支持する一派であるジャコバイト(「ジェームズ派」の意)らは、フランスの軍事支援を受けながらたびたびイギリス本土への軍事侵攻や、スコットランドやアイルランドでの反乱を煽動しかけた。ジェームス2世は1701年に没したが、その子が「ジェームズ3世」を自称し、英国王位を狙い続けた。しかし1714年、スペイン継承戦争でフランスがイギリス・神聖ローマ帝国連合軍に破れると、ユトレヒト条約での講和の条件としてフランスはこの自称「ジェームズ3世」を国内から追放しなければならなくなった。
  • 同じ頃、英国ではメアリ2世・ウィリアム3世のあとを継いだ妹のアン女王が、直系の跡継ぎがないまま崩御した。穏健なプロテスタントの王を望む議会は、ジェームズ1世(ステュアート家)の血をひくプロテスタントであるドイツのハノーファー選帝侯ゲオルクを英国王に迎えることを決めた。これによりゲオルクは「ジョージ1世」として英国王に即位した(ハノーファー家)。
  • これをみて、「英国王」を自称するジェームズ3世は、スペイン・フェリペ5世の支援を受け、スコットランドにジャコバイト軍を上陸させた。先の継承戦争で敗れていたスペインは、イギリスに奪われた領地の奪還を目指しイギリスに宣戦布告した。
    • 4月19日、ジャコバイトのマーシャル伯10世がスペイン軍とともにスコットランドに上陸
    • 5月、英国艦隊が艦砲射撃でスコットランドのスペイン軍を粉砕
    • 6月、スコットランドで英国軍がジャコバイト・スペイン連合軍を破る(グレン・シールの戦い)。英国史上、イギリス本土で起きた外国軍との最後の会戦。
  • 同じ頃北欧では、ロシア、東欧・北欧諸国とドイツ諸邦による「大北方戦争」が起きていた。ハノーファー選帝侯が英国王となったことでハノーファーと英国の連合軍が誕生し、これにより軍事バランスが傾いてハノーファー側が優勢となり、ハノーファー選帝侯はスウェーデンからドイツのブレーメン地方を獲得した。

世界史

4月

  • 『ロビンソン・クルーソー』が出版される。