濃尾特別

レース名

「濃尾」は、「美濃国」（岐阜県南西部）と「尾張国」（愛知県西部）の総称で、木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川がつくる濃尾平野とほとんど同義。氾濫対策の「輪中」が有名。

古来、暴れ川だった３河川流域の治水対策として、江戸時代に幕府の肝いりで堤防工事が行なわれた。実際に施工にあたったのは薩摩藩である。幕府は、右岸の堤防を左岸の堤防より低く設計した。これは、左岸（尾張国）は徳川御三家の尾張徳川家の領地なので、川の増水時には美濃国側に氾濫させ、尾張国側を守るためだった。そこで右岸の村々では、集落地の周囲を独自の堤防で囲い、居住区域だけは守られるようにした。これが輪中だ。

JRAは濃尾平野を「愛知県と岐阜県」としているが、現代の３河川の下流部は三重県にあり、ふつうは濃尾平野は三重県の一部を含んでいる。とはいえ、現代の川筋は度重なる河道改修の結果こうなったもので、歴史的にはこれら３河川は１つに合流したり分かれたりを繰り返していた。

歴代勝馬

2020年 - 2029年

2021

.01.09

濃尾特別

2勝

4上

定

中京

ダ

1800m

良

ソルトイブキ

5

牡

ペルシャザール

1:53.8