羽尾鼻
羽尾鼻（はにょおばな[1][注 1]）、羽尾岬（はにょおみさき[2][3]）は、鳥取県にある岬である。
山陰海岸国立公園の一部をなす。
地理
金峯山（標高328.5メートル）の稜線が北に向かい、日本海側へ約1.6km突き出た岬になっている。岬全体は花崗岩、流紋岩、凝灰角礫岩からなる台地で、これを玄武岩の溶岩が覆って台地になっている。
海岸では差別侵食が進み、複雑な洞門や奇岩の類が発達し、高いところでは落差30～50mの海食崖が屹立している。羽尾鼻の西海岸は険しい断崖になっているが、熊井浜という入江があり、海水浴場になっている。
羽尾鼻の東海岸は羽尾海岸と呼ばれ、砂浜海岸になっており、小漁港や海水浴場がある。
漁村として、羽尾海岸に面して小羽尾地区・大羽尾地区がある。
岬の突端には竜神洞という洞窟があり、岬の上にはかつて羽尾城があった。現在は灯台がある。
地誌
脚注
参考文献
- 『日本地名大辞典 31 鳥取県（角川日本地名大辞典）』,角川書店,1982,ISBN 978-4040013107
- 『鳥取県大百科事典』,新日本海新聞社鳥取県大百科事典編纂委員会・編,新日本海新聞社,1984
- 『鳥取県の地名（日本歴史地名大系）』,平凡社,1992
- 『日本の大自然23 山陰海岸国立公園』,毎日新聞社,1995
- 『ふるさとの文化遺産 郷土資料事典31 鳥取県』,ゼンリン,人文社,1998
注釈
- ↑ ここでは国土地理院地図で採用されている「羽尾鼻」を記事名とした。
出典
- ↑ 『鳥取県の地名（日本歴史地名大系）』p81-82 小羽尾村、大羽尾村
- ↑ 『日本地名大辞典 31 鳥取県（角川日本地名大辞典）』p619- 羽尾岬、羽尾海岸、羽尾鼻瀬、羽尾坂トンネル、p917-924 岩美町
- ↑ 『鳥取県大百科事典』p806
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