Highlander

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Barcaldine  Marco  Marcovil  Hurry On  Coronach 

ハイランダーHighlander)はイギリスの競走馬である。コロナック産駒でイギリスで走った競走馬としては、モントローズの次に活躍した[1]が、むしろファロスフェアウェイの兄弟馬として知られる。

Highlander ハリーオン系
Coronach
1923 栗毛 イギリス
Hurry On Marcovil
毛色 栗毛 Tout Suite
生年 1930 Wet Kiss Tredennis
生産地 GB Soligena
生産者 第17代ダービー伯爵 Scapa Flow Chaucer St.Simon
馬主 第17代ダービー伯爵 Canterbury Pilgrim
調教師 Anchora Love Wisely
成績等 21勝 Eryholme

主な戦績 21勝。リバプールオータムカップ、ディーステークス、ケンブリッジシャーステークス3着

ハイランダーの兄のファロスはチャンピオンステークスなど14勝をあげ、フェアウェイもセントレジャーをはじめ12勝をあげた。両者とも種牡馬になると大成功をおさめ、イギリスやフランスでチャンピオンサイアーとなる。このほか、姉のフェアアイル(Fair Isle)は1000ギニーに優勝しているし、兄のスピットヘッド(Spithead)も重賞勝馬で、ハイランダーは生まれながらにして成功を約束されたようなものだった[2][3]

非常に見栄えの良い馬で、兄弟の中では最も美しい馬と評され[4][5]、同年生まれのハイペリオンとくらべても血統、外観は同じぐらい優れており、少なくともクラシックが実際に始まるまでは、ハイランダーはハイペリオンと同じぐらいクラシックの有力候補と思われていた[6]

ハイランダーは1934年に、当時のイギリスでも最大級のスプリント戦[7]のケンブリッジシャーステークスで、差のない(1着から半馬身、短鼻差)3着になった。このレースには英国馬のほか、フランス、アメリカ、アルゼンチンの馬が参加する国際色豊かな競走だった。当時の新聞は、ハイランダーの兄のファロスやフェアウェイが大成功中の種牡馬であることに触れ、ハイランダーが引退して種牡馬になれば相当な人気になるだろうと報じている[8]

しかし、ハイランダーは気性難から去勢されてしまった。その後、リバプールオータムカップ(1着賞金1500ポンド)などに勝った[9][10]。通算では約6000ポンドを稼ぎ、コロナック産駒の競走馬としては、イギリス国内ではモントローズに次ぐ活躍馬だった[3][11]

脚注

  1. 『サラブレッドの世界』p335
  2. スカパフロー
  3. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「TH_HO」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  4. サラブレッド・ヘリテイジ スカパフロー
  5. スカパフロー
  6. The Straits Times 1933年5月27日付
  7. 実際には当時のケンブリッジシャーSは9ハロンであり、現代の基準に当てはめると「中距離」ということになる。しかし1930年代にはこの距離はまさに「スプリント距離」と認識されていた。ケンブリッジシャーS Townsville Daily Buiitin紙 1934年11月2日号
  8. Townsville Daily Bulletin 1934年11月2日付“English Racing”2014年4月14日閲覧。“Highlander should be worth money as a sire when he has finished racing.”
  9. The Straits Times 1934年11月28日
  10. The Argus紙 1934年11月12日号
  11. [1]

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