Prince Charlieのソースを表示

{{Prince Charlie}}
__NOTOC__
{{-}}
{{見出A|TYCのプリンス。}}

　'''プリンスチャーリー''' (Prince Charlie)は、1872年の[[2000ギニー]]優勝馬である。

　[[セントレジャー]]でも2着に入っているが、本分は短距離にあり、「Prince of T.Y.C.（短距離のプリンス）」の異名をとった<ref>「T.Y.C.＝Two Years Old Course＝2歳戦コース」は、競馬場ごとに違いはあるものの、概して5-7ハロンの設定になっている。</ref>。

　イギリスでは種牡馬として失敗したが、アメリカに輸出されると2年連続年度代表馬[[Salvator]]を出すなど大成功し、大きく父系を広げた。明治期に日本へ入った種牡馬*[[モルモン]]や繁殖牝馬*[[チップトップ]]はアメリカで繁栄したプリンスチャーリーの直系子孫である。このほか、持ち込み産駒の[[Lochiel]]はオセアニアでチャンピオンサイヤーになった。

==血統==
{{五代血統表α
|name =Prince Charlie
|和=プリンスチャーリー
|主 = Joseph Dawson  
|種 = サラブレッド
|年 = 1869
|性 = 牡馬
|毛 = 栗毛
|誕 = 
|死 = 
|国 = イギリス{{F-GB}}
|県 = ケンブリッジシャー・リトルポート(Littleport)
|牧 = 
|者 = Henry Jones
|調 = Matt Dawson
|厩 = 
|厩地 = 
|f = [[Blair Athol]]
|f毛=栗毛
|f年=1861
|m = Eastern Princess
|m毛 =栗毛
|m年=1858
|ff = [[Stockwell]]
|ff毛=栗毛
|ff年=1849
|fm = Blink Bonny
|fm毛=鹿毛
|fm年=1854
|mf = [[Surplice]]
|mf毛 = 鹿毛
|mf年= 1845
|mm = Tomyris
|mm毛=鹿毛
|mm年=1851
|fff = [[The Baron]]
|ffm = [[Pocahontas]]
|fmf = [[Melbourne]]
|fmm = Queen Mary
|mff = [[Touchstone]]
|mfm = [[Crucifix]]
|mmf = [[Sesostris]]
|mmm = Glaucus mare
|ffff = [[Birdcatcher]]
|fffm = Echidna
|ffmf = [[Glencoe]]
|ffmm = Marpessa
|fmff = [[Humphrey Clinker]]
|fmfm = Cervantes mare
|fmmf = [[Gladiator]]
|fmmm = Plenipotentiary mare
|mfff = [[Camel]]
|mffm = Banter
|mfmf = [[Priam]]
|mfmm = Octaviana
|mmff = [[Slane]]
|mmfm = Palmyra
|mmmf = [[Glaucus]]
|mmmm = Io
|fffff = [[Sir Hercules]]
|ffffm = Guiccioli
|fffmf = [[Economist]]
|fffmm = Miss Pratt
|ffmff = {{×|[[Sultan]]}}
|ffmfm = Trampoline
|ffmmf = [[Muley]]
|ffmmm = Clare
|fmfff = [[Comus]]
|fmffm = Clinkerina
|fmfmf = [[Cerbvantes]]
|fmfmm = Golumpus mare
|fmmff = {{×|[[Partisan]]}}
|fmmfm = Pauline
|fmmmf = [[Plenipotentiary]]
|fmmmm = Myrrha
|mffff = [[Whalebone]]
|mfffm = Selim mare
|mffmf = [[Master Henry]]
|mffmm = Boadicea
|mfmff = [[Emilius]]
|mfmfm = Cressida
|mfmmf = [[Octavian]]
|mfmmm = Shuttle mare
|mmfff = [[Royal Oak]]
|mmffm = Orville mare
|mmfmf = {{×|[[Sultan]]}}
|mmfmm = Hester
|mmmff = {{×|[[Partisan]]}}
|mmmfm = Nanine
|mmmmf = [[Taurus]]
|mmmmm = Arethissa
|FN = 12
|母系 = 
|初出 = 
|終出 = 
|戦 = 
|勝 = 
|勝備考 = 
|タイトル = 
|鞍 = [[2000ギニー]]、[[ミドルパークP]]、[[クイーンズスタンドP]]、[[ドローイングルームS]]、②[[セントレジャー]]
|金 = 
|CS = 
|CJS = 
|CBMS = 
|駒 = 
}}
*{{JBIS}} [http://www.jbis.or.jp/horse/0000911471/ Prince Charlie]
*{{EQ}} [https://www.equineline.com/Free-5X-Pedigree.cfm?page_state=ORDER_AND_CONFIRM&reference_number=5324611&registry=T&horse_name=*Prince%20Charlie&dam_name==Eastern%20Princess%20(GB)&foaling_year=1869&nicking_stats_indicator=Y Prince Charlie]
*{{PO}} [http://www.pedigreequery.com/prince+charlie Prince Charlie]
*{{GS}} [http://www.galopp-sieger.de/galoppsieger/en/pferd_html?pschl=Prince%20CharlieBlair%20Atho Prince Charlie]

===牝系===
　母馬のイースタンプリンセスはイギリス馬なのだが、1867年にフランスに渡り、翌春イギリスに帰ってきてブレアアゾルを配合された。そうして生まれたのがプリンスチャーリーである。

:Glaucus mare 1842
:｜Tomyris 1851
:｜｜[[Hester]] 1867<ref group="注">12-gの祖[[Hersey]](1842)の母馬もHesterというが、これとは同名の別馬。</ref> [[1000ギニー]],[[ジムクラックS]],[[クリテリオンS]]
:｜Eastern Princess 1858
:｜｜'''PRINCE CHARLIE''' 1869 [[2000ギニー]],[[ミドルパークP]],[[クリテリオンS]]
:｜｜Thuringian Prince 1871 [[ロイヤルハントC]]
:｜｜Glen Ronald 1877 ②[[シャンペンS]]

==競走成績==
　プリンスチャーリーは体高17ハンド（172.7cm）もある大型馬だったと伝わっている。（普通のサラブレッドは15から16ハンドなので、それよりも10cmから20cmも大きかったことになる。）

===2歳時 1871年===
　イギリスでは平地競馬はだいたい4月から10月末までの間に行われ、そのうち主要開催は10月のニューマーケット開催で幕を閉じる。プリンスチャーリーの初登場はそのニューマーケットの10月「第2開催」（3開催ある）になった。

　デビュー戦に選ばれたのは、当時創設6年目の[[ミドルパークプレート]]である。この競走はブレンキロンというマーケットブリーダーが早熟な2歳馬の市場価格を高めるために創めたレースで、2歳戦としては飛び抜けて高額となる2500ポンドあまりの賞金を提供していた。当時の代表的な2歳戦の賞金が1000ポンドから1500ポンドだったので、大雑把に言うとその倍ぐらいにあたる<ref group="注">レースの賞金形態は大きく2つに分けられる。いわゆる「ステークス」競走は馬主が出走登録時に所定額を納めてその総額が賞金となる。この場合、決められた登録料が高くても登録馬の数が少なければ賞金は低くなるし、逆に登録料が安くても数が多ければ総額は膨れ上がる。したがってこの形式の場合には、年によって賞金額は上下する。一方「プレート」競走は、賞金を提供する人物（団体）が大きな賞金を提供するので、賞金額は概ね一定になる。実際には「ステークス」競走でもある程度のプレート賞金が出るし、「プレート」競走でも登録料はきちんと集めて賞金になる。この年のミドルパークPの場合、登録料20ポンドで100頭を超える登録場を集め、これに創設者ブレンキロンが提供する500ポンドを合わせた額が賞金となっている。（当時としては珍しく、2着馬にも200ポンド、3着でさえ100ポンドの賞金が出る。）</ref>。

　この年の2歳戦では、早くから[[クレモルヌ]]([[Cremorne]])が活躍し、[[ハーストバーンS]](賞金1500ポンド)、[[チェスターフィールドS]]（賞金1090ポンド）、[[シャンペンS]]（賞金975ポンド）などを勝ちまくっていた。しかし理由ははっきりわからないが、クレモルヌはミドルパークPには出なかった。このレースでは賞金1000ポンド以上のレースの優勝馬は7ポンド加増されることになっていたので、もし出走すると9ストーン2ポンド（128ポンド＝58.05kg）を背負うことになり、それを嫌ったのかもしれない。もう1頭、出れば人気を集めそうだったのがショペット（[[Chopette]]）という牝馬で、これは夏に同世代の2歳馬を相手に4ハロンのレースで15馬身千切って勝ったあと、古馬に挑んで（敗れたものの）互角に争っていた。クレモルヌとショペットが出ないので、ミドルパークSは混戦になり、春に[[ニューS]]を勝っていたヘルメット([[Helmet]])がいちおうの本命になった。続いたのがニューナム([[Nuneham]])であるが、これは既にクレモルヌにもショペットにも敗れている馬だった。

　プリンスチャーリーはミドルパークプレートがデビュー戦なので、「未勝利馬」ということで3ポンドの減量によって8ストーン6ポンド（約52.61kg）での出走である。プリンスチャーリーはこのイギリス最大の2歳戦をアタマ差の接戦で制した。ただし、接戦の相手のラバーナム([[Laburnum]])も未勝利馬で、3馬身遅れの3着にニューナムが来た程度だった。こうなってしまうと、ニューナム相手に勝ちまくってきたクレモルヌの強さにも疑問符がつくことになった。もしかするとたまたま弱い相手に恵まれてきただけなのかもしれない。

　そんなわけで、シーズン最後の主要2歳戦となる[[クリテリオンS]]で、プリンスチャーリーとクレモルヌの対戦が実現した。このレースはプリンスチャーリーが優勝し、2着にはもニューナムが入った。クレモルヌは3着止まりだった。ただしクレモルヌはこのレースで、プリンスチャーリーよりも13ポンド（5.89kg）も重い斤量を背負わなければならず、対等な条件ではなかったし、体調も悪かったと伝わっている。

　いずれにせよ2歳チャンピオンはプリンスチャーリーで文句のつけようがなく、翌春の2000ギニーでも中心と目されるようになった。ただ、距離が伸びるダービーではクレモルヌのほうに分があると見るものが多かった。プリンスチャーリーはノド鳴りがあり、長距離戦では致命的と考えられたのである。

{{Template:Result
|年月日 = 1871.10.11
|競馬場 = [[ニューマーケット競馬場|ニューマーケット]]
|開催 = Second October
|曜日 = 水
|レース名 = '''[[ミドルパークP]]'''<br>Middle Park Plate
|距離 = 6F<!--Bretby Course-->
|m = 1206
|賞金 = ￡2530
|頭数 = 16
|オッズ = 11/1
|倍率 = 12.0
|人気順 = 5
|ストーン = 8st6lb
|lbs = 118
|Kg = 52.61
|騎手 = Hunt
|着順 = '''1'''
|1着馬 = [[Prince Charlie]]
|1着斤量 = 118
|着差 = アタマ
|2着馬 = [[Laburnum]]
|2着斤量 = 118
|3着着差 = 3馬身
|3着馬 = [[Nuneham]]
|3着斤量 = 121
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=C-YNAAAAQAAJ&pg=PA23&dq=Cremorne+Fourteenth+Biennial+Stakes&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiYovHSnsDLAhUj5qYKHa9NADcQ6AEIKzAC#v=snippet&q=Epsom&f=false],p207
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1871.10.23
|競馬場 = [[ニューマーケット競馬場|ニューマーケット]]
|開催 = HOUGHTON
|曜日 = 月
|レース名 = [[クリテリオンS]]<br>Criterion Stakes
|距離 = 6F<!--Criterion Course-->
|m = 1206
|賞金 = ￡1080
|頭数 = 7
|オッズ = 9/2
|倍率 = 5.5
|人気順 = 2
|ストーン = 8st12lb
|lbs = 124
|Kg = 56.24
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = [[Prince Charlie]]
|1着斤量 = 124
|着差 = 1馬身
|2着馬 = [[Nuneham]]
|2着斤量 = 124
|3着着差 = 2馬身
|3着馬 = [[Cremorne]]
|3着斤量 = 137
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=C-YNAAAAQAAJ&pg=PA23&dq=Cremorne+Fourteenth+Biennial+Stakes&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiYovHSnsDLAhUj5qYKHa9NADcQ6AEIKzAC#v=snippet&q=Epsom&f=false],p225
}}

===3歳時 1872年===
　年が明けて3歳になったプリンスチャーリーは[[2000ギニー]]から始動、2対1（3.0倍）の本命となった。ただしライバルのクレモルヌは11対4（3.75倍）と続いていた。レースはクビ差の接戦になったが、プリンスチャーリーが競り勝った。離れた3着に[[Queen's Messenger]]が入った。

　続くダービーでもプリンスチャーリーが本命となったが、距離が持たず着外に沈んだ。勝ったのはクレモルヌで、2着には伏兵ペルメル、3着は2000ギニーと同じクイーンズメッセンジャーだった。

　これ以降、プリンスチャーリーは短距離路線へ進み、ロイヤルアスコットでは[[ファーンヒルS]]や[[オールエイジドS]]に勝っている。ただしアスコットの3歳マイル戦として有名な[[セントジェイムズパレスS]]には出ておらず、ファーンヒルSやオールエイジドSはそれよりも何分の1も賞金の少ないレースである。

　秋はセントレジャーに出走、クレモルヌなど有力馬がいないために3対1の本命となったが、[[ウェンロック]]に5馬身ちぎられた2着に終わった。そのままドンカスターにとどまってドンSという小レースを勝ったのがこのシーズンの最後の出走だった。

{{Template:Result
|年月日 = 1872.{{0}}5.{{0}}1
|競馬場 = [[ニューマーケット競馬場|ニューマーケット]]
|開催 = First Spring Meeting
|曜日 = 水
|レース名 = '''[[2000ギニー]]'''<br>2000 Guineas
|距離 = 8F<!--Criterion Course-->
|m = 1609
|賞金 = ￡4350
|頭数 = 14
|オッズ = 2/1
|倍率 = 3.0
|人気順 = 1
|ストーン = 8st10lb
|lbs = 122
|Kg = 55.33
|騎手 = J.Osborne
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 122
|着差 = クビ
|2着馬 = [[Cremorne]]
|2着斤量 = 122
|3着着差 = 4馬身
|3着馬 = [[Queen's Messenger]]
|3着斤量 = 122
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?hl=ja&id=Je8NAAAAQAAJ&dq=Cremorne+Fourteenth+Biennial+Stakes&q=Prince+Charlie#v=snippet&q=Prince%20Charlie&f=false],p65
}}
{{Template:Result
|年月日 = 1872.{{0}}5.29
|競馬場 = [[エプソム競馬場|エプソム]]
|開催 = Summer Meeting
|曜日 = 水
|レース名 = '''[[ダービー]]'''<br>Derby
|距離 = 12F<!--atarting at the New High Level starting-post-->
|m = 2414
|賞金 = ￡4850
|頭数 = 23
|オッズ = 5/2
|倍率 = 3.5
|人気順 = 1
|ストーン = 8st10lb
|lbs = 122
|Kg = 55.33
|騎手 = J.Osborne
|着順 = 7
|1着馬 = [[Cremorne]]
|1着斤量 = 122
|着差 = アタマ
|2着馬 = [[Pell Mell]]
|2着斤量 = 122
|3着着差 = 3馬身
|3着馬 = [[Queen's Meesenger]]
|3着斤量 = 122
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?hl=ja&id=Je8NAAAAQAAJ&dq=Cremorne+Fourteenth+Biennial+Stakes&q=Prince+Charlie#v=onepage&q=Cremorne&f=false],p127
}}
{{Template:Result
|年月日 = 1872.{{0}}6.12
|競馬場 = [[アスコット競馬場|アスコット]]
|開催 = Ascot Heath
|曜日 = 水
|レース名 = '''[[ファーンヒルS]]'''<br>Fern Hill Stakes
|距離 = 5F<!---->
|m = 1005
|賞金 = ￡190
|頭数 = 3
|オッズ = 4/1
|倍率 = 5.0
|人気順 = 1
|ストーン = 9st
|lbs = 126
|Kg = 57.15
|騎手 = French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 126
|着差 = 1馬身
|2着馬 = [[Trombone]]
|2着斤量 = 100
|3着着差 = <!--a bad-->
|3着馬 = [[Siluria]]
|3着斤量 = {{0}}97
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?hl=ja&id=Je8NAAAAQAAJ&dq=Cremorne+Fourteenth+Biennial+Stakes&q=Prince+Charlie#v=onepage&q=Cremorne&f=false],p155
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1872.{{0}}6.13
|競馬場 = [[アスコット競馬場|アスコット]]
|開催 = Ascot Heath
|曜日 = 木
|レース名 = '''[[オールエイジドS]]'''<br>All-aged Stakes
|距離 = 5F136Y<!--TYC-->
|m = 1130
|賞金 = ￡265
|頭数 = 3
|オッズ = 11/8
|倍率 = 2.375
|人気順 = 2
|ストーン = 9st
|lbs = 126
|Kg = 57.15
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 126
|着差 = 3馬身
|2着馬 = [[Wenlock]]
|2着斤量 = 117
|3着着差 = アタマ
|3着馬 = [[Sterling]]
|3着斤量 = 137
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?hl=ja&id=Je8NAAAAQAAJ&dq=Cremorne+Fourteenth+Biennial+Stakes&q=Prince+Charlie#v=onepage&q=Cremorne&f=false],p157
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1872.{{0}}7.31
|競馬場 = [[グッドウッド競馬場|グッドウッド]]
|開催 = Good Wood
|曜日 = 水
|レース名 = '''[[ドローイングルームS]]'''<br>Drawing Room Stakes
|距離 = 10F<!--Craven Course-->
|m = 2011
|賞金 = ￡420
|頭数 = 3
|オッズ = 9/4
|倍率 = 3.25
|人気順 = 1
|ストーン = 9st1lb
|lbs = 127
|Kg = 57.60
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 127
|着差 = 半馬身
|2着馬 = [[Bethnal Green]]
|2着斤量 = 122
|3着着差 = <!--a bad-->
|3着馬 = [[Bustard]]
|3着斤量 = 122
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?hl=ja&id=Je8NAAAAQAAJ&dq=Cremorne+Fourteenth+Biennial+Stakes&q=Prince+Charlie#v=onepage&q=Cremorne&f=false],p274
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1872.{{0}}8.{{0}}2
|競馬場 = [[グッドウッド競馬場|グッドウッド]]
|開催 = Good Wood
|曜日 = 金
|レース名 = '''[[チェスターフィールドC]]'''<br>Chesterfield Cup
|距離 = 10F<!--Craven Course-->
|m = 2011
|賞金 = ￡945
|頭数 = 20
|オッズ = 4/1
|倍率 = 5.0
|人気順 = 1
|ストーン = 8st7lb<!--ハンデ戦-->
|lbs = 119
|Kg = 53.97
|騎手 = T.French
|着順 = 3
|1着馬 = [[Napolitain]]
|1着斤量 = {{0}}94
|着差 = 1馬身
|2着馬 = [[Lucy Sutton]]
|2着斤量 = {{0}}92
|3着着差 = アタマ
|3着馬 = Prince Charlie
|3着斤量 = 119
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?hl=ja&id=Je8NAAAAQAAJ&dq=Cremorne+Fourteenth+Biennial+Stakes&q=Prince+Charlie#v=onepage&q=Cremorne&f=false],p279
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1872.{{0}}9.11
|競馬場 = [[ドンカスター競馬場|ドンカスター]]
|開催 = September Meeting
|曜日 = 水
|レース名 = '''[[セントレジャー]]'''<br>St.Leger
|距離 =14F132Y<!--St.Leger Course-->
|m = 2936
|賞金 = ￡4450
|頭数 = 7
|オッズ = 3/1
|倍率 = 4.0
|人気順 = 1
|ストーン = 8st10lb
|lbs = 122
|Kg = 55.33
|騎手 = T.French
|着順 = 2
|1着馬 = [[Wenlock]]
|1着斤量 = 122
|着差 = 5馬身
|2着馬 = Prince Charlie
|2着斤量 = 122
|3着着差 = 1 1/2
|3着馬 = [[Vanderdecken]]
|3着斤量 = 122
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?hl=ja&id=Je8NAAAAQAAJ&dq=Cremorne+Fourteenth+Biennial+Stakes&q=Prince+Charlie#v=onepage&q=Cremorne&f=false],p391
}}
{{Template:Result
|年月日 = 1872.{{0}}9.13
|競馬場 = [[ドンカスター競馬場|ドンカスター]]
|開催 = September Meeting
|曜日 = 金
|レース名 = ドンS<br>Don Stakes
|距離 =8F<!--St.Leger Course-->
|m = 1609
|賞金 = ￡200
|頭数 = 2
|オッズ = 3/1
|倍率 = 4.0
|人気順 = 1
|ストーン = 8st10lb
|lbs = 122
|Kg = 55.33
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 122
|着差 = 3/4馬身
|2着馬 = [[Chopette]]
|2着斤量 = 119
|3着着差 = 
|3着馬 = 
|3着斤量 = 
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?hl=ja&id=Je8NAAAAQAAJ&dq=Cremorne+Fourteenth+Biennial+Stakes&q=Prince+Charlie#v=onepage&q=Cremorne&f=false],p396
}}

===4歳時 1873年===
　古馬になったプリンスチャーリーは、完全に短距離路線だけに狙いを絞り、この年11戦不敗の成績を残した。走ったレースは長くても1マイルで、ほとんどは5ハロンから6ハロンのレースである。

　この時代のイギリスではレースの施行距離を数値では表現せず、固有名詞で呼ぶことが多かった。[[ニューマーケット競馬場]]の「ロウリーコース」や「ジュライコース」という呼称にいまもその名残が残っている。当時、どこの競馬場でも「TYC」という距離設定があった。「TYC」というのは「<ruby><rb>2歳馬コース</rb><rt>Two Years Course</rt></ruby>」の略称で、たいてい5ハロン程度の設定になっていた。プリンスチャーリーは各競馬場の「TYC」で行われるレースに勝ちまくったので、「TYCのプリンス」という渾名がつけられた。

　当時は距離が伸びて勝つのが一流馬で、成長とともに距離をこなすようになると考えられていた時代なので、短距離路線というのは賞金が低かった。プリンスチャーリーはこの年短距離路線で11戦全勝しているが、その賞金を全部合わせても2400ポンドあまりにしかならない。1レースあたりの平均賞金は200ポンド少々である。ライバルだったクレモルヌの方は20ハロンの[[アスコット金杯]]、24ハロンの[[アレクサンドラP]]など王道を歩み、3戦でプリンスチャーリーと同じ2400ポンドあまり（アスコット金杯の目玉賞品である金杯は別）の賞金を稼いでいる。

{{Template:Result
|年月日 = 1873.{{0}}4.15
|競馬場 = [[ニューマーケット競馬場|ニューマーケット]]
|開催 = Craven Meeting
|曜日 = 火
|レース名 = '''[[クレイヴンS]]'''<br>Craven Stakes
|距離 = 8F17Y<!--RM-->
|m = 1625
|賞金 = ￡115
|頭数 = 2
|オッズ = 6/4
|倍率 = 2.5
|人気順 = 1 
|ストーン = 9st9lb
|lbs = 135
|Kg = 61.23
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 135
|着差 = 1馬身
|2着馬 = [[Vulcan]]
|2着斤量 = 141
|3着着差 = 
|3着馬 = 
|3着斤量 = 
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=veINAAAAQAAJ&pg=PR100&dq=the+racing+calendar,+for+the+year+1873&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiv4o7ApsjLAhVMI44KHTbBCFkQ6AEIGzAA#v=onepage&q=Suburban&f=false],p35
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1873.{{0}}4.30
|競馬場 = [[ニューマーケット競馬場|ニューマーケット]]
|開催 = First Spring Meeting
|曜日 = 水
|レース名 = Sweep Stakes
|距離 = 5F140Y<!--TYC-->
|m = 1134
|賞金 = ￡100
|頭数 = 1
|オッズ = 
|倍率 = 
|人気順 =  
|ストーン = 8st11lb
|lbs = 123
|Kg =55.79
|騎手 = 
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 123
|着差 = 単走
|2着馬 = 
|2着斤量 = 
|3着着差 = 
|3着馬 = 
|3着斤量 = 
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=veINAAAAQAAJ&pg=PR100&dq=the+racing+calendar,+for+the+year+1873&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiv4o7ApsjLAhVMI44KHTbBCFkQ6AEIGzAA#v=onepage&q=Suburban&f=false],p64
}}
{{Template:Result
|年月日 = 1873.{{0}}5.13
|競馬場 = [[ニューマーケット競馬場|ニューマーケット]]
|開催 = Second Spring Meeting
|曜日 = 水
|レース名 = ラウスS<br>Rous Stakes
|距離 = 5F<!--New TYC-->
|m = 1005
|賞金 = ￡230
|頭数 = 3
|オッズ = 7/4
|倍率 = 2.75
|人気順 = 1 
|ストーン = 9st4lb
|lbs = 130
|Kg = 58.96
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 130
|着差 = 5馬身
|2着馬 = [[Chopette]]
|2着斤量 = 127
|3着着差 = 
|3着馬 = [[Vulcan]]
|3着斤量 = 130
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=veINAAAAQAAJ&pg=PR100&dq=the+racing+calendar,+for+the+year+1873&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiv4o7ApsjLAhVMI44KHTbBCFkQ6AEIGzAA#v=onepage&q=Suburban&f=false],p92
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1873.{{0}}6.10
|競馬場 = [[アスコット競馬場|アスコット]]
|開催 = Ascot Heath
|曜日 = 火
|レース名 = [[クイーンズスタンドP]]<br>Queen's Stand Plate
|距離 = 5F136Y<!--TYC-->
|m = 1130
|賞金 = ￡310
|頭数 = 5
|オッズ = 11/4
|倍率 = 3.75
|人気順 = 1
|ストーン = 9st12lb
|lbs = 138
|Kg = 62.59
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 138
|着差 = 2馬身
|2着馬 = Blenheim
|2着斤量 = 137
|3着着差 = Harpenden
|3着馬 = {{0}}99
|3着斤量 = 
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=veINAAAAQAAJ&pg=PR100&dq=the+racing+calendar,+for+the+year+1873&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiv4o7ApsjLAhVMI44KHTbBCFkQ6AEIGzAA#v=onepage&q=Suburban&f=false],p158
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1873.{{0}}6.12
|競馬場 = [[アスコット競馬場|アスコット]]
|開催 = Ascot Heath
|曜日 = 木
|レース名 = オールエイジドS<br>All-aged Stakes
|距離 = 5F136Y<!--TYC-->
|m = 1130
|賞金 = ￡265
|頭数 = 2
|オッズ = 100/15
|倍率 = 7.66
|人気順 = 1
|ストーン = 9st11lb
|lbs = 137
|Kg = 62.14
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 137
|着差 = 4馬身
|2着馬 = [[Drummond]]
|2着斤量 = 137
|3着着差 = 
|3着馬 = 
|3着斤量 = 
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=veINAAAAQAAJ&pg=PR100&dq=the+racing+calendar,+for+the+year+1873&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiv4o7ApsjLAhVMI44KHTbBCFkQ6AEIGzAA#v=onepage&q=Suburban&f=false],p164
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1873.{{0}}6.18
|競馬場 = [[ウインザー競馬場|ウインザー]]
|開催 = Summer Meeting
|曜日 = 水
|レース名 = ロイヤルC<br>Royal Cup
|距離 = 直6F<!--TYC-->
|m = 1207
|賞金 = ￡310
|頭数 = 3
|オッズ = 100/15
|倍率 = 7.66
|人気順 = 1
|ストーン = 10st6lb
|lbs = 146
|Kg = 66.22
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 146
|着差 = 1馬身半
|2着馬 = [[Mornington]]
|2着斤量 = 136
|3着着差 = [[Lord Gough]]
|3着馬 = 122
|3着斤量 = <!--a bad-->
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=veINAAAAQAAJ&pg=PR100&dq=the+racing+calendar,+for+the+year+1873&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiv4o7ApsjLAhVMI44KHTbBCFkQ6AEIGzAA#v=onepage&q=Suburban&f=false],p175
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1873.{{0}}6.23
|競馬場 = [[ハンティンドン競馬場|ハンティンドン]]
|開催 = Huntingdon
|曜日 = 水
|レース名 = カップS<br>Cup Stakes
|距離 = 8F<!--One Mile-->
|m = 1609
|賞金 = ￡170
|頭数 = 3
|オッズ = 50/1
|倍率 = 51.0
|人気順 = 1 
|ストーン = 8st6lb<ref group="注">本来負うべき所定の斤量は8ストーン3ポンド（52.16kg）だが、フレンチ騎手はそこまで体重が軽くないので、実際には8ストーン6ポンドの重さで騎乗した。</ref>
|lbs = 118
|Kg = 53.52
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 118
|着差 = 半馬身
|2着馬 = [[Lord Gough]]
|2着斤量 = {{0}}98
|3着着差 = <!--a bad-->
|3着馬 = [[Glaucus]]
|3着斤量 = 117
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=veINAAAAQAAJ&pg=PR100&dq=the+racing+calendar,+for+the+year+1873&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiv4o7ApsjLAhVMI44KHTbBCFkQ6AEIGzAA#v=onepage&q=Suburban&f=false],p266
}}
{{Template:Result
|年月日 = 1873.{{0}}7.{{0}}1
|競馬場 = [[ニューマーケット競馬場|ニューマーケット]]
|開催 = July Meeting
|曜日 = 火
|レース名 = '''[[チェヴァリーS]]'''<br>Cheveley Stakes
|距離 = 5F136Y<!--New TYC-->
|m = 1130
|賞金 = ￡190
|頭数 = 6
|オッズ = 7/4
|倍率 = 2.75
|人気順 = 1 
|ストーン = 10st<!--ハンデ戦-->
|lbs = 140
|Kg = 63.50
|騎手 = T.French
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 140
|着差 = アタマ
|2着馬 = Blenheim
|2着斤量 = 126
|3着着差 = アタマ
|3着馬 = [[Luisette]]
|3着斤量 = {{0}}98
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=veINAAAAQAAJ&pg=PR100&dq=the+racing+calendar,+for+the+year+1873&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiv4o7ApsjLAhVMI44KHTbBCFkQ6AEIGzAA#v=onepage&q=Suburban&f=false],p212
}}

{{Template:Result
|年月日 = 1873.10.22
|競馬場 = [[ニューマーケット競馬場|ニューマーケット]]
|開催 = Houghton Meeting
|曜日 = 水
|レース名 = オールエイジドS<br>All-aged Stakes
|距離 = 6F<!--Bretby Stakes Course-->
|m = 1207
|賞金 = ￡562
|頭数 = 3
|オッズ = 5/2
|倍率 = 3.5
|人気順 = 1 
|ストーン = 9st2lb
|lbs = 128
|Kg = 58.05
|騎手 = T.Cannon
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 128
|着差 = クビ
|2着馬 = Blenheim
|2着斤量 = 128
|3着着差 = <!-- a bad-->
|3着馬 = [[Laburnum]]
|3着斤量 = 128
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=veINAAAAQAAJ&pg=PR100&dq=the+racing+calendar,+for+the+year+1873&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiv4o7ApsjLAhVMI44KHTbBCFkQ6AEIGzAA#v=onepage&q=Suburban&f=false],p526
}}
{{Template:Result
|年月日 = 1873.11.{{0}}5
|競馬場 = [[リバプール競馬場|リバプール]]
|開催 = Autumn Meeting
|曜日 = 水
|レース名 = Bickerstaffe C
|距離 = 5F<!---->
|m = 1005
|賞金 = ￡160
|頭数 = 2
|オッズ = 13/8
|倍率 = 2.625
|人気順 = 1 
|ストーン = 10st6lb
|lbs = 146
|Kg = 66.22
|騎手 = T.Cannon
|着順 = '''1'''
|1着馬 = Prince Charlie
|1着斤量 = 146
|着差 = 1馬身
|2着馬 = Oxonian
|2着斤量 = 132
|3着着差 = 
|3着馬 = 
|3着斤量 = 
|出典 =[https://books.google.co.jp/books?id=veINAAAAQAAJ&pg=PR100&dq=the+racing+calendar,+for+the+year+1873&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiv4o7ApsjLAhVMI44KHTbBCFkQ6AEIGzAA#v=onepage&q=Suburban&f=false],p554
}}

===5歳時 1874年===
　プリンスチャーリーは5歳になっても現役を続けた。当時のレーシングカレンダーが無いので詳しいことはわからないが、オールエイジドS（現在の[[コークアンドオラリーS]]に相当）を勝って3連覇としている。

　「サラブレッド・ヘリテイジ」によると、この年9戦8勝だったという。ただし同サイトでは4歳時の出走記録を1回分少なく数えており、正確な数は疑問が残る。

*[[コークアンドオラリーS|オールエイジドS]] - 1着

==種牡馬として==
　プリンスチャーリーは6歳（1875）年から種牡馬になった。イギリスでは不成功だったが、産駒はアメリカとオセアニアで活躍した。オセアニアでは直仔の[[Lochiel]]が5シーズンにわたって種牡馬チャンピオンになっている。

　のちにプリンスチャーリー自身がアメリカへ輸出され、年度代表馬[[Salvator]]を出すなど大成功した。アメリカで広まった父系は第2次世界大戦前まで続いている。

　時代的には日本でもサラブレッド生産がはじまったばかりの頃で、日本へはオセアニア経由、アメリカ経由の2系統が輸入されている。オセアニア経由のほうはいわゆる「濠サラ」として導入されたが、血統不詳扱いになってしまっていてよくわからない。アメリカ経由では2頭の重要な馬が入っている。いまでも母系が続いている牝馬の*[[チップトップ]]と、開拓期の北海道で多大な影響を残した種牡馬*[[モルモン]]である。

===主要父系図===
<div style="font-size:0.9em;">
:PRINCE CHARLIE
:｜[[Princess Catherine]]　牝　GB　1876　[[Clamart]]([[パリ大賞]])、[[Clover]]([[仏ダービー]])の母
:｜[[Prestonpans]]　牡　GB　1877　[[クリテリオンS]]
:｜[[Pitate of Penzance]]　牡　GB　1882
:｜｜'''[[Paul Kauvar]]'''　牡　USA　1894　[[プリークネスS]]
:｜｜[[Sannazarro]]　牡　USA　1898　トロントCH、②[[ケンタッキーダービー]]
:｜｜*[[チップトップ]]([[Tip Top]])　牝　1900　日本輸入牝馬
:｜｜[[Ivan the Terrible]]　牡　USA　1902
:｜｜｜[[Hodge]]　騙　USA　1911　②[[ケンタッキーダービー]]
:｜'''[[Lochiel|LOCHIEL]]'''　牡　NZ　1882　[[オーストラリアンC]]　'''オーストラリア種牡馬チャンピオン'''
:｜｜'''[[Paul Pry]]'''　騙　NZ　1892　[[アデレードC]]、[[AJCスプリングS]]
:｜｜[[Holbrook]]　牡　AUS　1894
:｜｜｜*アルテミス([[Artemis]])　牝　AUS　1903　[ムサシ]]（[[帝室御賞典(横浜)]]）の母。
:｜｜'''[[Dewey]]'''　牡　AUS　1896　[[コーフィールドC]]、[[AJSスプリングS]]
:｜｜'''[[Great Scot]]'''　牡　AUS　1899　[[オーストラリアンC]]、ヴィセロイズC2回（インド）
:｜[[Hayden Edwards]]　牡　1885
:｜｜[[Potentate]]　牡　1891　②[[プリークネスS]]
:｜｜'''[[Rensselaer]]'''　牡　1894　[[トラヴァーズS]]
:｜｜[[Bannockburn]]　牡　1895
:｜｜｜[[Sager]]　牡　1907　カナディアンダービー、③プリークネスS
:｜'''[[Salvator|SALVATOR]]''' 牡 1886　1889・1890全米年度代表馬
:｜｜'''[[Salvable]]'''　牡　1893　[[フューチュリティS]]
:｜｜[[Salvado]]　牡　1894　種牡馬
:｜｜[[George Kessler]]　牡　1894　グレートアメリカンS
:｜｜｜*'''[[モルモン]]'''(Mormon)　牡　1901
:｜｜｜｜[[第九モルモン]]　牡　1907　種牡馬　母*[[チップトップ]]]
:｜｜｜｜｜'''[[ホクフー]]'''　牝　1915　[[帝室御賞典(横浜)]]
:｜｜｜｜'''[[ムラクモ]]'''　牡　1911　[[帝室御賞典(横浜)]]
:｜｜｜｜'''[[スマート二世]]'''　牝　1913　競走名スマート　[[帝室御賞典(阪神)]]
:｜｜'''[[Salvation]]'''　牡　1892　[[米シャンペンS]]、メイトロンS
:｜｜*[[ラナルト]]([[Ranald]])　牡　1899　スペンドスリフトS、②[[ベルモントS]]　日本輸入種牡馬
:｜'''[[Senorita]]''' 牝 1886　[[モンマスオークス]]
:｜'''[[Princess Bowling]]''' 牝 1886　[[アラバマS]]
</div>

===イギリス時代===
　プリンスチャーリーははじめ、イギリス王室牧場であるハンプトンコートのブッシイ厩舎（Bushey Paddocks）に繋養された。しかし大して活躍馬を出せず、のちにエセックス州のベルハス牧場（Belhus Stud）に移され、主に障害レース（ハント競走）用の種牡馬として供用された。

　イギリス時代のステークスウィナーは3頭だけで、[[クリテリオンS]]に勝った[[Prestonpans]]のほか、[[Pilate of Penzance]]と[[Wagner]]である。これらはいずれも後にアメリカに売却され、アメリカで種牡馬として成功した。

　種牡馬としてのプリンスチャーリーは、ヨーロッパでは大失敗と言ってよい。唯一例外的に血を残しているのが、牝馬の[[Princess Catherine]]を通じてである。Princess Catherineは[[エドモン・ブラン]]が買い入れ、フランスで繁殖牝馬になった。そして[[フランスダービー]]馬の[[Clover]]、[[パリ大賞]]優勝の[[クラマール]]([[Clamart]])という兄弟を出した。そしてクラマールがフランスの歴史的名馬[[Ajax]]を出し、Ajaxの子に[[テディ]]([[Teddy]])が出た。テディが世界的に成功した父系となったことで、プリンスチャーリーはその祖先馬として血統表に名を残している。
===オセアニアでの成功===
　1881年にプリンスチャーリーを種付けされたネリームーア(Nelly Moore)という牝馬がオセアニアへ輸出された。母系を70年ほど遡ると種牡馬[[Economist]]を出しているが、半世紀以上全く活躍馬を出していないファミリーである。

　ネリームーアはニュージーランドで牡馬を出産し、これを買った[[ジェームズ・トンプソン]]によってロキエル([[Lochiel]])と名付けられた。北半球で種付けされているので、南半球のオセアニアでは他馬よりも半年早生まれということになり、オセアニアではロキエルには負担重量に加増が与えられる。それでもロキエルはオーストラリアで[[VRCニューマーケットH]]に勝ち、さらに[[ニュージーランドC]]や[[オークランドC]]、[[AuRCニューマーケットH]]、[[オークランドP]]など勝ちまくった。極めつけは[[オーストラリアンC]]で、ここでロキエルはあの[[カーバイン]]を破っている。

　ロキエルはニュージーランドで種牡馬になると数々の活躍馬を送り出し、5シーズンにわたってオセアニアの種牡馬チャンピオン（1897/1898、1899/1900、1900/1901、1904/1905、1905/1906シーズン）となった。このほかシーズンランキング2位が1回、3位が2回ある。[[ジェームズ・トンプソン]]はニュージーランド競馬史の巨人として名を残しているが、その成功はロキエルによってもたらされたものである。

　たくさんの活躍馬の中で、何頭か代表馬をあげるとすると、まず騙馬のポールプライ([[Paul Pry]])が挙げられる。ポールプライは1897年から1900年頃にかけてオーストラリアの4つの州で州を代表するカップ戦を勝ちまくった。

　また、グレートスコット([[Great Scot]])はオーストラリアで[[オーストラリアンC]]を勝ったあとインドへ遠征して[[ヴィセロイズカップ]]を2年連続で優勝し、さらにイギリス遠征まで果たしている。グレートスコットはそのままイギリスで種牡馬入りし、のちにロシアへ輸出された。

　ロキエルの全盛期は、ちょうど日本でも競馬が盛んになり始めた時期と重なっており、ロキエルの系統のサラブレッドが大量に日本へ輸出された。これらはいわゆる「濠サラ」となったが、まだ日本では血統登録制度が確立されていなかったために、多くの場合血統記録が整備されず、血統不詳となってしまった。

　その中でもよく知られているのが濠サラの*[[アルテミス]]である。アルテミスは母馬が「Pet Girl」という名前だったことは判っているが、Pet Girlの血統は公式には不詳である。（オーストラリア側の記録で、該当しそうな馬はいる。）アルテミスは繁殖牝馬として[[帝室御賞典(横浜)]]優勝馬[[ムサシ]]などを産んだ。

===アメリカでの成功===
　ロキエルがまだ競走年齢に達する前の1883年1月、イギリスではとうとうプリンスチャーリーはお払い箱になってしまった。タタソールズの1月市場に上場されたプリンスチャーリーは、アメリカ人の[[ダニエル・スワイガード]]によって680ギニーで落札された。スワイガードはアメリカ・ケンタッキー州で名高い[[エルメンドルフ牧場]]の経営者である。

　アメリカにはこの頃すでにブレアアソールの産駒が輸入され、グレナソール([[Glen Athol]])などが種牡馬として成功していた。スワイガードはグレナソール産駒のグレンモア([[Glenmore]])を持っていて、これが1880年に10ハロンのレコード記録を出している。

　スワイガードはプリンスチャーリーをエルメンドルフ牧場の看板種牡馬としたが、3シーズン供用しただけで1886年11月11日に17歳で死んでしまった。死因は疝痛と伝えられている。

　このわずか3世代の中からたくさんの活躍馬が出て、無数の産駒が種牡馬になった。1世代目からは[[The Chvalier]]が登場、[[フェニックスホテルS]]などに勝った。

　続く2世代目のサルヴェイター([[Salvator]])は、プリンスチャーリーの最高傑作である。サルヴェイターは第1回[[フューチュリティS]]で[[プロクターノット]]に不覚をとったものの、3歳以降勝ちまくって2度のレコード勝ちを含めて生涯19戦16勝の記録を残し、3歳・4歳時にアメリカ年度代表馬となった。のちに名誉の殿堂入りを果たしている。同じ世代からは牝馬でも活躍馬が出ており、[[Senorita]]([[モンマスオークス]])、[[Princess Bowling]]（[[アラバマS]]）らが大レースを制している。

　サルヴェイターは種牡馬としても成功し、フューチュリティS優勝のサヴァブル（[[Savable]]）、[[米シャンペンS]]のサルヴェーション（[[Salvation]]）や[[グレートアメリカンS]]のジョージケッスラー（[[George Kessler]]）を出した。ジョージケッスラー産駒の*[[モルモン]]([[Mormon]])は日本政府に購買され、開拓時代の北海道に送り込まれて北海道中の軽種馬の改良に貢献した。モルモン産駒の競走馬では、[[帝室御賞典(阪神)]]に勝った[[スマート二世]]や[[帝室御賞典(横浜)]]に勝った[[ムラクモ]]などがいる。

　このほかプリンスチャーリー産駒がアメリカで出したヘイデンエドワーズ([[Hayden Edwards]])も種牡馬として成功した。この成功によって、イギリス時代の産駒パイレーツオブペザンス（[[Pitate of Penzance]]）もアメリカに輸入され、[[プリークネスS]]勝ち馬の[[Paul Kauver]]などを出している。パイレーツオブペザンス産駒の*[[チップトップ]]は日本で基礎輸入牝馬となり、今もそのファミリーが続いている。

==主な父系==
===主要父系（イギリス時代）===
:Prince Charlie
:｜[[Charles]]　牡　GB　1876　種牡馬
:｜[[Princess Catherine]]　牝　GB　1876
:｜　　　　　[[Clamart]]([[パリ大賞]])、[[Clover]]([[仏ダービー]])の母
:｜[[The Jacobite]]　牡　GB　1876　米種牡馬
:｜｜[[Dr.Huger]]　牡　USA　1893　種牡馬
:｜｜[[Oliver Twist]]　牡　USA　1887　種牡馬
:｜｜｜[[Billy Mason]]　牡　USA　1895　種牡馬
:｜'''[[Prestonpans]]'''　牡　GB　1877　[[クリテリオンS]]、リバプールオータムC　種牡馬
:｜｜[[Muresca]]　牝　USA　1899　カリフォルニアオークス
:｜｜[[Charles Elwood]]　牡　USA　1900　ブライトンダービー
:｜｜[[Proper]]　牡　USA　1900　パレスホテルH、②サバーバンH、③ブルックリンH
:｜｜｜[[Jack o Hazeldean]]　牡　USA　1913　種牡馬
:｜[[Sharrow]]　牡　GB　1879　亜種牡馬　
:｜[[Clan Stuart]]　牡　GB　1881　豪種牡馬
:｜｜[[Pharamond(AUS1890)|Pharamond]]　牡　AUS　1890
:｜｜[[Georgic]]　牝　AUS　1892　AJCディセンバーS
:｜[[Gradsmuir]]　牡　GB　1881　種牡馬
:｜[[Prince Rudolph]]　牡　GB　1881　米種牡馬
:｜｜[[Kitimat]]　牡　USA　1904　種牡馬
:｜[[Cavalier]]　牡　GB　1882　米種牡馬
:｜[[Pitate of Penzance]]　牡　GB　1882　米種牡馬
:｜｜[[Bob Carter]]　牡　USA　1892　種牡馬
:｜｜[[Ronde]]　牡　USA　1893　③ジェロームH
:｜｜[[Sir Dilke]]　牡　USA　1893　種牡馬
:｜｜[[Banquo]]　牡　USA　1894　種牡馬
:｜｜'''[[Paul Kauvar]]'''　牡　USA　1894　[[プリークネスS]]
:｜｜[[The Kentuckian]]　牡　USA　1896　②ブライトンH　種牡馬
:｜｜[[Sea Rover]]　牡　USA　1897　種牡馬
:｜｜[[Sannazarro]]　牡　USA　1898　トロントCH、②[[ケンタッキーダービー]]
:｜｜[[Harry New]]　牡　USA　1899　ラトニアダービー
:｜｜*[[チップトップ]]([[Tip Top]])　牝　1900　日本輸入牝馬
:｜｜[[Rightful]]　牡　USA　1900
:｜｜｜[[Right McGinness]]　牡　USA　1910　種牡馬
:｜｜｜[[Right Faustus]]　牡　USA　1910　種牡馬
:｜｜｜[[Rightful Heir]]　牡　USA　1912　種牡馬
:｜｜[[River Pirate]]　牡　USA　1900　スイフトS
:｜｜[[Proceeds]]　牡　USA　1901　テネシーダービー
:｜｜[[Ivan the Terrible]]　牡　USA　1902　
:｜｜｜[[Hodge]]　騙　USA　1911　クラークH、ルイヴィルC、②[[ケンタッキーダービー]]
:｜[[Wagner(1882)|Wagner]]　牡　GB　1882　ウィルトンパークS
:｜｜[[Flying Dutchman(USA1892)|Flying Dutchman]]　牡　USA　1892　カルヴァーH
:｜｜｜[[Bad News]]　騙　USA　1900　コロンビアH、②アケダクトH
:｜｜[[Shield bearer]]　牡　USA　1892　種牡馬
:｜｜[[Flotow]]　牡　USA　1894　種牡馬
:｜｜[[McDowell]]　牡　USA　1899
:｜｜｜[[Frisco System]]　牡　USA　1906　種牡馬
===主要父系（アメリカ輸出後）===
:Prince Charlie
:｜[[Autocrat]]　牡　1885　種牡馬
:｜｜[[Autolight]]　牡　1898　ニューイヤーH　種牡馬
:｜[[Don Carlos]]　牡　1885　種牡馬
:｜[[Hayden Edwards]] 牡 1885 種牡馬
:｜｜[[Potentate]]　牡　1891　②[[プリークネスS]]　種牡馬
:｜｜[[Orinda]]　牝　1891　ラトニアオークス
:｜｜　　　　　　産駒[[Tom Roberts]]は日本で種牡馬（種牡馬名ロバーツ、1914-1915福島県で供用）
:｜｜'''[[Rensselaer]]'''　牡　1894　[[ジェロームH]]、[[トラヴァーズS]]
:｜｜｜[[Fleming]]　騙　1904　インターナショナルH
:｜｜[[Bannockburn]]　牡　1895
:｜｜｜[[Dr.Gardner]]　牡　1903　エクセルシオールH
:｜｜｜[[Joe Carey]]　牡　1904　ラーチモンS
:｜｜｜｜[[Tellurium]]　牡　1910　種牡馬
:｜｜｜｜[[Brighouse]]　牡　1911　種牡馬
:｜｜｜｜[[Buckshot]]　牡　1913
:｜｜｜｜｜[[Mt.Rose]]　牡　1920　キャヴェンディッシュP
:｜｜｜[[Sager]]　牡　1907　カナディアンダービー、③プリークネスS　種牡馬
:｜｜｜[[Banives]]　牡　1907　アトランティックホテルS、ウッドストックS
:｜｜｜[[Senor Llorente]]　牡　1910　種牡馬
:｜｜｜｜[[Culver]]　牡　1925　種牡馬
:｜｜｜[[Slippery Elm]]　牡　1913　クリスマスH
:｜｜[[Batten]]　牡　1896　セプテンバーS
:｜｜｜[[The Peer]]　牡　1906　②ラトニアダービー
:｜｜[[Brigade]]　牡　1896　種牡馬
:｜｜｜[[Little Orphan]]　牡　1914　種牡馬
:｜[[The Chevalier]]　牡　1885　フェニックスホテルS　種牡馬
:｜｜[[Bonnie Prince Charlie]]　騙　164戦43勝
:｜'''[[Salvator]]''' 牡 1886　1889・1890全米年度代表馬
:｜｜[[Salvable]]　牡　1893　種牡馬
:｜｜｜[[Integrity]]　牡　1903　日本輸入競走馬（2戦0勝3着1回）
:｜｜[[Salvado]]　牡　1894　種牡馬
:｜｜[[George Kessler]]　牡　1894　グレートアメリカンS
:｜｜｜*'''[[モルモン]]'''(Mormon)　牡　1901　日本輸入種牡馬
:｜｜｜｜[[第五モルモン]]　牡　1906　種牡馬
:｜｜｜｜[[第九モルモン]]　牡　1907　種牡馬　母*[[チップトップ]]]
:｜｜｜｜｜'''[[ホクフー]]'''　牝　1915　[[帝室御賞典(横浜)]]
:｜｜｜｜'''[[ムラクモ]]'''　牡　1911　[[帝室御賞典(横浜)]]
:｜｜｜｜'''[[スマート二世]]'''　牝　1913　競走名スマート　[[帝室御賞典(阪神)]]
:｜｜｜｜　　産駒の[[ウラリ]]は[[帝室御賞典(函館)]]勝ち馬
:｜｜｜｜[[第三十五モルモン]]　牡　1914　種牡馬
:｜｜｜｜[[第五十三モルモン]]　牡　1921　種牡馬
:｜｜｜｜[[第五十四モルモン]]　牡　1923　種牡馬
:｜｜｜｜[[第五十五モルモン]]　牡　1925　種牡馬
:｜｜[[Hiero]]　牡　1895　種牡馬
:｜｜[[Salvadan]]　牡　1895　ニュージーランド種牡馬
:｜｜'''[[Salvation]]'''　牡　1892　[[米シャンペンS]]
:｜｜｜[[Chantilly]]　牡　1903　種牡馬
:｜｜｜[[Honolulu Bay]]　牡　1915　種牡馬
:｜｜｜｜[[Reno Alive]]　牡　1925　種牡馬
:｜｜｜[[Royce Rools]]　騙　1915　キングスカウンティH、バンケットH
:｜｜[[Thicket]]　牡　1898　種牡馬
:｜｜*[[ラナルト]]([[Ranald]])　牡　1899　スペンドスリフトS、②[[ベルモントS]]　日本輸入種牡馬　
:｜｜｜[[Racquet]] 騙　1906　ドミノH
:｜｜'''[[Savable]]'''　牡　1900　'''[[フューチュリティS]]'''
:｜｜[[Beauclere]]　騙　1904　ワシントンC
:｜｜[[Valjean]]　牡　1906　種牡馬
:｜'''[[Senorita]]''' 牝 1886　[[モンマスオークス]]
:｜'''[[Princess Bowling]]''' 牝 1886　[[アラバマS]]
:｜[[Champagne Charlie]]　牡　1886
:｜[[Amigo]]　牡　1887　種牡馬
:｜｜[[Giraldo]]　牡　1898　種牡馬
:｜｜｜[[Big Boy]]　牡　1912　種牡馬
:｜｜｜[[Bay Giraldo]]　牡　1919　種牡馬
:｜｜[[El Cazador]]　牡　1904　種牡馬
:｜｜[[Adalid]]　牡　1910　種牡馬
:｜｜｜[[Lidalo]]　牡　1922　種牡馬
:｜｜｜｜[[Tall Chief]]　牡　1932　種牡馬
:｜｜｜[[Madalid]]　牡　1923　種牡馬
:｜｜｜｜[[Badalild]]　牡　1928　種牡馬
:｜｜｜｜｜[[Borglum]]　牡　1938　種牡馬
:｜｜｜[[Reidalid]]　牡　1923　種牡馬
:｜｜｜[[Chevachie]]　牡　1924　種牡馬
:｜｜｜[[Esperalid]]　牡　1924　種牡馬
:｜[[Isaac Lewis]]　牡　1887　③アメリカンホテルS　種牡馬
:｜[[Prince Fonso]]　牡　1887　シカゴダービー　種牡馬
:｜｜[[Maddalo]]　牡　1894　種牡馬
:｜[[Prince james]]　牡　1887　種牡馬
:｜｜[[Barfield]]　騙　1904　メリーランドグランドナショナル
:｜[[Protection]]　牡　1887　ジュニアチャンピオンS　種牡馬
:｜[[Take Notice]]　牡　1887　プレジデントS　種牡馬
:｜｜[[Rowena B]]　牝　1894　パシフィックS
:｜[[Ruperta]]　牝　1887　アメリカンホテルS、ドルフィンS、②[[スピナウェイS]]

Amigoの系統はアメリカ陸軍の種馬所に所属しており、詳しいことはよくわからないが軍馬として系統が育ったらしい。

===主要父系（オセアニア）===
:PRINCE CHARLIE
:｜'''[[LOCHIEL|Lochiel]]'''　牡　NZ　1882　[[オーストラリアンC]]　'''オーストラリア種牡馬チャンピオン'''
:｜｜[[Lakeshell]]　牡　NZ　1890　種牡馬
:｜｜[[Reflector]]　牡　NZ　1890　種牡馬　Arc Great Nothern Foal S
:｜｜[[Strowan]]　牡　NZ　1890　種牡馬
:｜｜'''[[Paul Pry]]'''　騙　NZ　1892　[[アデレードC]]、[[AJCスプリングS]]、[[]]
:｜｜[[Le Var]]　牡　AUS　1893　WTCクイーンズP、WATCパースC　種牡馬
:｜｜[[Survivor]]　騙　1893　AJCメトロポリタンS
:｜｜[[Holbrook]]　牡　AUS　1894
:｜｜｜*アルテミス([[Artemis]])　牝　AUS　1903　日本輸入牝馬（濠サラ）
:｜｜｜　　[[ムサシ]]（[[帝室御賞典(横浜)]]）などの母。
:｜｜｜　　*アルテミス（牝 FRA 1887）とは同名異馬。
:｜｜｜[[Neith]]　牝　AUS　1904　カンバランドS
:｜｜｜[[Definition]]　牡　AUS　1895
:｜｜｜｜[[Wooloomooloo]]　牡　NZ　1902　種牡馬
:｜｜｜[[Contest]]　牡　AUS　1898　種牡馬
:｜｜｜[[Herloch]]　牡　AUS　1998　種牡馬
:｜｜｜｜*ユキカゼ　牝　AUS　1907　日本輸入牝馬
:｜｜[[Strathroy]]　牡　AUS　1894　AJCサマーC
:｜｜'''[[Dewey]]'''　牡　AUS　1896　[[コーフィールドC]]、[[AJSスプリングS]]　
:｜｜[[Contest]]　牡　AUS　1898　エプソムH
:｜｜[[Tatterdemauon]]　騙　AUS　1898　[[AJCサマーC]]
:｜｜[[Red Gauntlet]]　牡　AUS　1898
:｜｜｜[[Buff Guntlet]]　牡　AUS　1907　種牡馬
:｜｜'''[[Great Scot]]'''　牡　AUS　1899　[[オーストラリアンC]]、ヴィセロイズC2回（インド）　英・露種牡馬
:｜｜[[Penrorie]]　牡　AUS　1901　種牡馬
:｜｜｜*？([[Smile]])　牝　AUS　1905　日本輸入牝馬
:｜｜｜*？([[Mascotte]])　牝　AUS　1907　日本輸入牝馬
:｜｜｜*？([[Takasago]])　牝　AUS　1907　日本輸入牝馬
:｜｜[[Scot Free]]　牡　AUS　1901　②メルボルンC　種牡馬
:｜｜[[Tartan]]　牡　AUS　1901　種牡馬
:｜｜[[Westmead]]　牡　AUS　1902　種牡馬

==注==
===注釈===
<references group="注"/>
===出典===
{{Reflist|colwidth=30em |refs= 

}}

===参考資料===

==カテゴリー==
{{DEFAULTSORT:Prince Charlie}}
[[Category:イギリスの競走馬]]
[[Category:1869年生|英]]
[[Category:英国2000ギニー馬]]