六社ステークス
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レース名
府中の東京競馬場の敷地は、北西の角が欠けた姿をしている。そこは、飛鳥時代に遡る歴史を持つ、武蔵国総社の大國魂神社の境内地だ。神社は別称「六社」という。ここ1社に参拝するだけで、関東地方の有名神社6社をお参りできちゃうからだ。
伝承によると、12代景行天皇の御代 ― 明治時代に定められた歴史書にしたがえば、西暦111年 ― 大國魂大神(≒大国主)がこの地に光臨した。以来、これを奉斎するお宮として大國魂神社が創建されたという。ま、それが歴史的事実であるかどうかはこの際おいといて、大化の改新の時点ではすでに神社が存在していたことは確かのようだし、前九年の役に際し、源頼義・源義家の父子が、神社の前の馬場大門に欅並木を整備したのも史実のようだ(1062年)。
織豊時代の天正18年(1590年)に、徳川家康が江戸に転封になると、大國魂神社を武蔵国総社と定めた。そして、東京都と埼玉県と神奈川県の半分を含むぐらい広い武蔵国の各地に散在する、一ノ宮から六ノ宮までを、ここ一箇所でお参りできるようにした。多摩の小野神社、あきる野市の二宮神社、埼玉県大宮の氷川神社、秩父の秩父神社、ほぼ群馬の神流川沿いにある金鑚神社、それに横浜の杉山神社がそれ。
明治の神仏分離によって、境内はいくつかの寺や神社に分割されたので、いまの府中競馬場にじかに隣接しているのは安養寺や妙光院といった寺院になっている。
歴代勝馬
2020年 - 2029年
2020 | .10.11 | 六社S | 準OP | 3上 | 定 | 東京 | 芝 | 2400m | 稍重 | グロンディオーズ | 5 | 牡 | ルーラーシップ | 2:26.4 |