第6話 雪が降っていない街

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山中温泉を後にして金沢県の県庁所在地、金沢へ向かう。

もうおなじみのサンダーバード



おなじみのサンダーシートでGOだ




金沢の場所はここ

 

だがこの地図では金沢の地勢上の重要さはわからない

こうだ

東国の東夷どもが京の都に攻め入るときに
一番ゆるいルートが海岸沿いに越中→加賀→越前→近江ルート
北陸路のまさに要衝だ




そんな要害の地、金沢駅は




でかい!!




近代的でびびった
駅のかっこよさだけなら京都より上

さすが加賀百万石



しかも京都の駅前より高いビルもある
超都会!
 
それもそのはず
なにしろ金沢は明治時代になるまでなら、江戸、京、大坂の次の
日本で4番目の大都市





何を意味するのかはわからないけど
超でかい門もある!さすが加賀百万石!

町中もにぎわってる!

さすが加賀百万石!!

金沢>>新潟>松江>熊本>盛岡>長野>松山>呉>甲府>福井>津>徳島>鳥取

おまえらが一度はお世話になったこの会社も本社は金沢だって



というわけで兼六園バスに乗り




兼六園近くへイン。


まだ兼六園じゃないんだけど、なんかもう兼六園ぽい



そういえば、北陸に行く前の注意事項で聞いたんだけど
金沢県の人々はオール前田リスペクトなので、
間違っても「利家とまつ」はうんこドラマとか、
前田の殿様の悪口はダメ!ぜったい!
って言われたんだった



“加賀百万石”前田利家公の銅像。

熊本のせいしょこの銅像を思い出す。

銅像のそばの風景。
既に兼六園ぽい!



坂を登ると右がお城、左が兼六園だ。

これが右のお城。



左が兼六園の入り口、石川門。
いよいよ石川門から兼六園を攻める。




と思ったが、
雨も降っていることだし、腹も減ったので軽く腹ごしらえをしよう。



この観光地化されたお城とかによくありそうな、
しょうもない土産物屋風の「堤亭」、
一回はまさにその通りなのだが


二階はこんな感じ。
明治二十年代からやっているんだとか。



注文したのは「治部煮」の乗った治部煮うどん

治部煮というのは知らなかったが、
金沢県の代表的な郷土料理だそうだ。

治部というからには石田三成と関係があるのかと思ったが、
そういうわけではないらしい。
ソースはウィキペディアだからたぶん嘘だと思うけどね

「治部煮」があんかけ的な感じなので、
あんかけ的なうどんになっている。





腹ごしらえもすんだことだし兼六園にインした!
さすがに雨の平日の昼間だけあって、観光客は少ない。


そのかわり作業中の人々はいっぱいいた。
池の中の落ち葉的なものを必死でさらっていた。




金沢市街を一望する眺望台。



そして



デターーー!



いかにも兼六園的な光景きたー




予想以上にツリーが高く、うまく写真が構図に収まらない



今日は雨。
今日の金沢は雪が降っていない街だけど
雪が降った兼六園もいつか見てみたいね





樹齢500年の姫小松
看板と左の木の真ん中にある干涸らびた根っこみたいなのがそうだって




こっちのは、なにかものすごい勢いで枝が水上まで延びている



ちょっとステップバックして全体像をみてみるとこう
支えがなければ池ポチャなんだろうけど、
うまいこと支えて人為的に池の上まで枝を伸ばしている。



ここで茶店で休憩



ストーブあって茶店のなかあったかいなり・・・





え?なぜか場違いな日本武尊像。



根上げの松。
盛り土に植えた後、土を取り除く木畜っぷり



↓その結果がこうだよ!




さて、雨がまた少し強くなってきた。
さすがに北陸の12月の雨は冷たい。


雨も降っているしちょうどいいよね?
もう一服して…いいよね?
私、がんばったよね?


ちょうどよさそうな建物が。


「時雨亭」だ。





抹茶ウマー
この時雨亭はれっきとした公的機関なので、
金沢市出納員の方が領収証をきってくれる
この抹茶&和菓子で700円
安ぇ!
さすが公共施設



その後は、ぼー、と景色を見る


この時間空間も含めて700円だからね
安ぇ


うむ
やっぱり庭園は回遊式といえども、
部屋から座って眺めるのがいいねえ







さて元気が出てきたところで散歩再開。





これはひどい

ていうか松ヤニで軍用飛行機飛ぶんだw
すげーな


俺も庭に川つくりたい



なんかすげえいい感じ風の小屋があった





ここで寒い冬の朝に七輪焚いて朝ご飯食べたい




噴水発見

自然の重力パワーだけで噴水してるんだってさ




↑こういう仕組みで

上の池の水面と同じ高さまで水が吹き上がるんだって

理系乙



帰り際に近所の土産物屋で九谷焼を小一時間見た。

残念ながら俺には焼き物とかを見る目は全くない。



こういう香炉とか素敵って思う
藍色と金の組み合わせが高貴な豪華さを感じる

が、お値段105,000円

こっちの香合も素敵

お値段157,500円


こっちの香炉は2,625円

なんとなく、よく駅のコンコースとかで100円均一とかで売ってるぽく見えちゃう


もうちょっと実用的なものがいいかな

コーヒーカップ
36,750円

うーん
俺の目には“3万のコーヒーカップ”には見えない。

まあ、3万に見えても、まだ俺は一個3万のコーヒーカップを使うほど大人じゃないし。


花瓶

うん『九谷焼』って言うと、
こういう無駄に華美ででかい、ってイメージだよね
262,500円
いらない
いりません
猫が倒すし


金魚の置物

こういう系ってさ、
テーマを決めてあちこちで買い集めて数を揃えると
『コレクション』って感じになってさ、
それなりに見えてくるんだけど、
別におれそういうのないしな。

何かこう、旅のたびに必ず○○を集める、ってやりたいけど、
その何かが見つからない

で、この金魚33,600円

あれだよね
おまえらも2つや3つ持っていると思うけどさ

このぐらいできが良ければ、
うん、まあ、ありかなって思うじゃんか


これとかさ

さっきの金魚、この智代の5倍もするんだぜ

そりゃどっち買う?って言ったら決まってるよね


というわけで智代のかわりに
クマー(・(ェ)・)を買った

これ
加賀友禅のテディベア
630円


 次回 第7話 おせっかいな男の子ってバカみたい