第5日目〔1〕



ここまでの4日間の道程。

今は四国最高峰の石鎚山の中腹にいる。

06:00 石鎚の朝1492







とりあえず今日もいい朝なのは間違いない。

ちなみに、ここは
標高1492b

いよのくに
一四九二米


石鎚山が見える。


石鎚山について

・石鎚山は四国最高峰(1982b)。
 それどころか、近畿以西の最高峰で、
 日本には石鎚山より西と南にはこれより高い場所はない。
 (Wikipedia調べ)



今回泊まった宿は、この石鎚山の中腹、国民宿舎石鎚。
標高約1500b。
山頂までは標高差約480b、直線距離にして約3`b。


直線距離はともかく、山登りの「標高差480b」がどんだけしんどいか、
わかっているだろうか。

かつて東北遠征で、標高50メートルの展望台をダッシュで駆け上がり、
小一時間ぶっ倒れたことを覚えているだろうか。

しかし、今はまだ朝の6時。
じゅうぶん行けるのではないか。

もともとこの国民宿舎石鎚山は、
登山家たちが泊まる宿のようで、
前の晩から頼んでおくと、早朝にお弁当を作ってくれる。
本気の人々は朝の4時 とかにここを出て山頂を目指すようだからね。

朝6時に起きるとか、どんだけお寝坊さん と思っているんだろうね

まあともかく、
石鎚山といえばこういうので有名。

鎖のぼり。





なんか正月とかに修験者の格好した人々が
ぞろぞろ鎖を登る動画を見たことがあるんじゃないか、
それが石鎚山だ。

俺も登ってみてぇ

が、今の俺の装備


・サンダル
・お弁当なし
・Tシャツ
・短パン
・防寒具なし
・防虫具なし
・薬なし
・通信機器携帯のみ
・筆記用具あり
・地図なし

これで挑むのはうっかりニュースになってしまいそうなので
自重する。

06:30 標高1492b

さて、さっさと朝飯を済ませてチェックアウトなんだが、
昨夜はとにかく急いでいたので無視したんだけど、
ガソリンがない。
あと少し走るとガス欠になるレベル。
なにしろ昨夜はかなり燃費の悪い走りをしたからねえ・・・


下山中に眺める、石鎚スカイラインからの山々。


うらじろもみ




あれが石鎚山の本峰。


さすが鎖で登るだけあって、崖っぽい感じになってる。



07:00 消える飛行機雲


それを見ると飛行機が飛んでいる。

いやー
夏の真っ青い空に消える飛行機雲

追いかけて追いかけちゃうよね


虫発見


ハチかと思ってびびったけど、たぶんアブ



07:15 石鎚スカイライン

とにかく昨夜は制限時間内に到着することに必死だったので、
朝はゆっくり降りてみる



天気もいいし、眺めもいい。



石鎚スカイラインはこんな感じ。
山の峰を縫うように、18`かけて850bほど登る道だ。
今は降りるんだけどね。




ご覧のとおりの崖ロード。


だがここまで来た道のりを考えると、
このぐらいの崖はもう恐れることはない。

ガードレールもない、落石だらけの隘路を走り抜けてきた我々にとって、
この道は実に快走路であるといえる。



それに見合ういい眺め。







 
石鎚スカイライン、グッドである。

例によって、ここでもプライスレスなおみやげとして、
石を拾った。


さすが山の上だけあって、ゴツゴツしてる


石の名前とかはわからないよ。



09:00 しながわまで20マイル

ガソリンスタンドがない。
全然ない。

スカイラインを下ったところにあるだろうと思ったら無い。

5キロほど戻って相の木村にもない。
更に5キロ戻って中組にもない。

途中でイワナを焼いていたので、
食いたいと思ったが、焼けるのに30分ほどかかるという。
あきらめた。



結局、35`戻った仕七川村のJAで給油に成功した。

ついでに、郵便局が9時に開くのを待って、
人々におみやげを発射した!
(中身はプライスレスな石とか)

仕七川村からのおみやげを受け取った人は喜んだと思うよ。